もろいことを認識することは傷つくことを回避する
今回は
本当の勇気は「弱さ」を認めること
2章『「傷つくこと」について私たちが誤解していること』の読書感想になります。
本当の勇気は「弱さ」を認めること
ブレネー・ブラウン【著】
門脇 陽子(かどわき ようこ)【訳】
完璧と認識するか、「もろい」と認識するかで行動力は変わる
たとえば、これから失敗すると恥ずかしいと感じてしまうことに取り組むとしましょう。その取り組むことに対して、得意で完璧に取り組むことができると感じている場合と、不得意で失敗してしまうと感じている場合。人はどちらがより懸命に行動するでしょうか?
おそらく、不得意で失敗するかもと感じた時ほど、練習や準備、あらゆる手を尽くし、失敗しないように取り組むかもしれません。不得意や自分の中にある「もろさ」は時として、行動力の糧となります。
失敗しないと思っていると、ひょっとしたら予期せぬことが起きた時に対処ができないかもしれません。完璧にできるという自信から、油断や隙が生まれることになるからです。
反対に、失敗するかもと考えた時。予期せぬことが起きても、失敗しないか常に考えているので油断をしていませんし、気を配ることもしています。すぐに危機を察知し、回避できる可能性があります。
自分に、もろいところがあると認識していること。それは、思わぬ行動力、注意力などを発揮し、得意なこと以上に結果を出すこともできるのだろうか?と本章を読んでいて感じました。
2章『「傷つくこと」について私たちが誤解していること』より
社会心理学の分野でも、自分は誇大広告にだまされにくいと思っている人こそ、もっともだまされやすいという調査結果が出ている。「弱みはないという思い込みは、有効な盾になるどころか本当の防壁となる反応を鈍らせる」のだという。
さいごに
本章では他に、傷つく可能性があることに取り組むこと、そこから何が得られるのか、そして「もろさ」をさらけ出すときの注意点などが書かれています。
いま、自分自身の「もろい」と思う部分。
もしかしたら、しっかり向き合うことで
大きな強みへと成長をとげるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホンヨミで、「もろさ」を強みへと変えるヒントを得よう!
本当の勇気は「弱さ」を認めること
1章の読書感想↓
本当の勇気は「弱さ」を認めること [ ブレネー・ブラウン ] 価格:1,980円 |