背中をみせて育てる
誰だって弱い部分がある
今回は
本当の勇気は「弱さ」を認めること
7章『「偽りのない」子育てのための終章』の読書感想です。
本当の勇気は「弱さ」を認めること
ブレネー・ブラウン【著】
門脇 陽子(かどわき ようこ)【訳】
親は完璧でなくていい必要なのは弱さに向き合う背中を見せること
人の人生のスタートは、学生でもなければ社会人からでもない。初めはだれだって赤ん坊からスタートする。ではゴールはどこか?
親になったら人生のゴールだろうか?それも違う。子供が生まれ、親になったとしても、完璧な人間になるということは、決してない。
親もまた子どもから学ぶ。親は子供に様々なことを教え育てる。一方で、子どもからも学ぶことがある。また、親子で成長することもある。
だから、親になったからといって完璧であろうとする必要はない。本書には「自分に厳しいと他人にも厳しくなる」とあります。他人ですら自分と同様になるよう求めるのです。完璧であろうと親はするほど、自分の子どもにも同様に完璧を求めることが考えられます。また他人ではないので、より完璧を求め、子どもの負担になるかもしれません。
完璧な人間というのはおそらく存在しません。誰だって弱さ、もろさをもって生きています。わが子には立派に育ってほしい。そう思うあまりに、自分にも子どもにも完璧な人間になるよう求めてしまうこともあるでしょう。しかし誰もそんなものにはなれない。人は必ず失敗もすれば、弱さやもろさを実感するときが来ます。
必要なのは失敗をしても、立ち直れるという姿勢を見せること。親として見せるべきは完璧な姿ではない。本当に必要なのは、不完全でも失敗を恐れず果敢に挑戦していく姿。
失敗は恥をまねくのではなく、挑戦には必要なことだと親自身が行動で見せる。そうすることで、子どもは失敗や弱さをさらけ出すことが、恥ではなく成功に必要なものだと考え、果敢に挑戦することができる。完璧である必要も、完璧を求める必要もない。本当に必要なことは、弱さを受け入れ失敗を恐れず挑戦する姿勢なんだと思いました。
7章『「偽りのない」子育てのための終章』より
ありのままの自分を愛して受け入れる子になってほしいなら、私たち自身がありのままの自分を受け入れて愛さなくてはならない。
さいごに
本章は、子育てについて書かれています。子育てで思い出すのが『親』という漢字の覚え方です。『親』という漢字は、『立』と『木』と『見』を組み合わせて構成されていることから、『立って』、『木の上で』、『見ている』のが『親』という覚え方です。近くで面倒を見すぎて、失敗や痛みから守りすぎず、ほどほどの距離感で、失敗も含め色んな経験をさせて見守る。それが子供との良い距離感なのかもしれません。
子どもに、自己肯定感をもってもらいたいなら
まずは、親自身が完璧を求めるのではなく、弱さを認める勇気を持つことが大切
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホンヨミで、弱さを見せられる強さを持とう!
本当の勇気は「弱さ」を認めること
6章の読書感想↓
本当の勇気は「弱さ」を認めること [ ブレネー・ブラウン ] 価格:1,980円 |