本を訪ねる

読書は自分を知る旅

まずは、行動あるのみ!とアイデアを肯定する勇気

肯定と行動が必須

 今回は

 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 第六章『みなみはイノベーションに取り組んだ』の読書感想です。

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もし高校野球の女子マネージャーが

ドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎 夏海(いわさき なつみ)【著】

新しいアイデアには肯定を

 周囲の新しいアイデアには肯定をしよう。今回の読書で最初に思ったのはこの一言。案外、周囲の新しい発想や意見などに対して、「え?それってどうなんだろう?」とまず初めに、疑問と否定的な感情でとらえてしまうことがあります。

 

 否定から始めると、何も生まれない環境を作ってしまう。イデアを否定して、試すことをやらなかったら、結果的に今以上のものって生まれません。それがつづくと、誰も意見を言わない環境になってしまいます。

 

 新しい方法や提案って、結果を予測は出来ても、実際のところはわかりません。そして、試さなかった場合の結果が、どんな結果であろうと、提案した相手は、「もしも試していたらもっと良い結果になっていたに違いない」という考えを持つはずです。それでは、後々の信頼関係がぎこちなくなってしまうことだってあります。

 

 新しい方法や提案に対して、「じゃあ、まずはやってみよう!」と、肯定から入り、実現するにはどうしたらいいかを、模索するのが良いのではないかと感じました。そうすることで失敗した場合でも、相手も改善点や、本来のやり方になる必然性がわかるからです。

 

 新しいことに取り組む場合、相当な致命傷を負うリスクにはならない限り、ドンドン取り組むことが大切だと思いました。なぜなら成功、失敗よりも重要な、新しいことに挑戦できる雰囲気、環境を作り上げることができるからです。

 

 新しい可能性を否定しない。まずは行動!やってみる!これは、最善を尽くすために必要だなと本章を読んでいてとても感じました。

第六章『みなみはイノベーションに取り組んだ』より

 みなみは、正義のやろうとしていることの良し悪しは分からなかったが、それが「新しいことを試み」ているというのはよく分かった。だから、彼の「意欲」や「士気」を大切にしようとしたのだ。

さいごに

 本章での野球部の取り組みは、実際にできたらとても面白いだろうなと感じました。そして物語も間もなく佳境に差し掛かろうとしているようです。みなみたちの取り組みはどんな結果に結びつくのでしょうか。

 

 どんな場面でも、新しいことや、これまでにないことへ挑戦しようとする人たちがいます。そんな人たちへ「いいね!やってみよう!」そう言えたら、きっと新しい可能性がたくさん増えて、自分も含めた環境は、思いもよらない前進をするはずです。

 

 誰かの提案や新しい発想に「いいね!」と言える勇気を持とう!

 その新しい行動が、自分自身も新しい可能性を見いだせるきっかけになるから。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 ホンヨミで、新しい発想をさがそう!

 

 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 第五章の読書感想↓

raikuhon.hatenablog.com

 

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