思うことから始まる。
- 思うことは、未来を創る。
- 植松さんが伝えたいこと「思うは招く」
- 感想①将来の夢は、いつからでも持てる。将来は現在にないものが生まれている。
- 感想②教わるのは「過去」、生きるのは「未来」
- 感想③やりたいことを見つけるには感動する。
- 未来を想う時に応援してくれる本。
- まとめ
思うことは、未来を創る。
将来やりたいことは、ありますか?
今回の読書感想は、こちら。↓
価格:1,375円 |
好奇心を“天職”に変える空想教室
植松 努(うえまつ つとむ)【著】
本書著者紹介より…
植松勉さんは、株式会社植松電機・専務取締役です。
幼少の頃から紙飛行機が好きで、大学では流体力学を学びました。
現在、植松電機にてロケット開発、宇宙空間と同じ無重力状態を作り出す微小重力の実験、小型の人工衛星開発、アメリカ民間宇宙開発企業との共同事業、これら4つの宇宙開発を軸に各研究を進めています。
その一方で、全国各地の講演やモデルロケット教室を通じて、年間10000人以上の子どもに“夢をあきらめないことの大切さ”を訴えています。
植松さんが伝えたいこと「思うは招く」
著者の植松勉さんが中学生の時、母から教わった言葉で、「思うは招く」という言葉があるそうです。
「思うは招く」とは、「思ったらそうなるよ」という意味だそうです。
植松さんは、子どもだけでなく、大人も素敵な夢をたくさん持ってほしいと本書に書かれています。
感想①将来の夢は、いつからでも持てる。将来は現在にないものが生まれている。
将来の夢というと、「今、ある」ことから考えてしまいますよね。
しかし、未来は今あるものだけがすべてではなくて、技術などが発展して現在にないものが生まれていることがあると、本書を読んで気づかされました。例えば僕が子供の頃には、現在の子どもたちがなりたい職業にあげる、ユーチューバーは存在していませんでした。
昔、将来の夢を立てた時にはなかったものが生まれているかもしれません。
過去に立てた将来の夢にとらわれることなく、やりたいことを探すことが出来たら未来は楽しいものになると感じました。
将来の夢を探し続けたいと思います。
将来の“夢”の“夢”とは…
本書で植松さんは、将来の“夢”の“夢”とは、「自分にできそうなことの中から選んだもの」ではなく、「今できないことを、追いかけること」だとおっしゃっています。
確かに、できることを選ぶより、今できないことに挑戦することのほうが楽しく、成長できる様な気がします。
感想②教わるのは「過去」、生きるのは「未来」
教わることは「過去」にあったこと、生きるのは「未来」だと植松さんは言います。
親や先生、先輩、教科書で教えてもらえることは、「過去」のことで、必ずしもその「過去」の通りに将来を選ぶ必要はないし、「過去」の通りにすることが良い結果になるとは限らないんだろうなと感じました。
この考えは将来の夢さがし以外に、仕事にも活かせる考えだと思います。いままでの最適がこれからの最適ではない。
教わった「過去」を活かして、新しい「未来」を創ることが出来れば、それは素晴らしいことだと思います。
失敗は階段の一段
植松さんは、失敗は階段の一段だと言います。
失敗した時、もしくは誰かが失敗した時に、“罰”を与えるのではなく、「なんで失敗したんだろう」「だったら次はこうしてみよう」という言葉をかけあうことが大切だと本書には書かれています。そうすることで、失敗は未来に連れて行ってくれる階段の一段になるそうです。
失敗は“せっかくしてしまった”貴重なこと。
本書にある「失敗は許されない」という考えではなく、「より成功率をあげる」という考えは、前例のない「未来」に必要な素敵な考え方だとおもいました。
感想③やりたいことを見つけるには感動する。
やりたいことを見つけるには感動したほうがいいと本書には書かれています。
小さい頃のように「わー!すごい!」「やってみたい!」と 心を震わせることが出来たら“やりたいこと”はどんどん見つかると植松さんは言います。
それも不思議なことに感動して見つけた夢は、ぼんぼん実現していくそうです。
年を重ねるにつれて、昔ほど感動することってあまりないように感じていましたが、ただ見つけることをしていないのかもしれません。
子供の頃に感動したように、心を動かすものを探せるようにしたいです。
教育とは…
植松さんは、「失敗はマイナスだ」と思い込んでいる大人が増えていると言います。
その結果、経験を避けるようになり自信を持てない人が山ほど増えている。それが日本の国力を失わせていると言います。
やったことがないことをやる人、やりたがる人。あきらめない人、工夫をする人が増えれば未来は明るくなる。
教育とは、失敗の避け方や、責任の逃れ方、容量のいい生き方を教えるためのものではなく、「死に至らないよう、失敗を安全に経験させるためのもの」だと植松さんは考えています。
感動することに出会った時、失敗したらどうしようと失敗を恐れるのではなく、失敗を貴重な経験と考え、新たに挑戦できるようになりたいです。
そして、誰かが感動した出来事に取り組もうとした時、失敗した時、一緒に「どうすればできるか」を考えられるようにしていきたいと思います。
未来を想う時に応援してくれる本。
本書は未来を考え、想像した時に背中を押してくれる本です。
将来の夢を持ったけど、どうせ無理だと思った時。
誰かの夢を応援、または否定しそうな時にオススメです。
まとめ
未来に失敗は付きもの。
未来は前例がないものだから。
今もどこかで、誰かが感動してそこから未来は創られている。
感動した未来を夢見よう!
まずは、思うことから。
思うは招く。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本読みで、感動を探そう!