人生を変えるとは、過去の認識を変えること
- 人生を変えるには、過去の認識から変える。
- 感想①過去は変えられないけど過去をどうとらえるかは変えられる。
- 感想②失敗から学ぶ勇気を持ちたい。
- 感想③最善主義を目指したい。
- 人生は、ビジネスだけにあらず
- まとめ
人生を変えるには、過去の認識から変える。
人生をより良いものに変えたいと思ったことはありますか?
今回の読書感想は、こちらです。↓
ハーバードの人生を変える授業 (だいわ文庫) [ タル・ベン・シャハー ] 価格:770円 |
ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハー【著】
成瀬 まゆみ (なるせ まゆみ)【訳】
本書著者紹介より…
著者のタル・ベン・シャハーさんは、ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得されました。心理学士(組織行動論)です。
ハーバード大学で受け持った授業には、1学期あたり約1400名の学生(ハーバード大学全学生の約2割に相当)が殺到しました。講義科目は、『ポジティブ心理学』、『リーダーシップ心理学』です。
翻訳者の成瀬まゆみさんは翻訳家であり、セミナー講師でもあります。外資系勤務、大学講師を経て独立。コーチング、アサーション、ポジティブ心理学を学び、「自分をしばっている思いこみを解き放ち、日々の幸福感をアップする」をテーマに翻訳、セミナー、個人セッションなどを行っています。明るい雰囲気の中で、一人ひとりを大切にしながら気づきを促していく研修やコーチングには定評があるそうです。
感想①過去は変えられないけど過去をどうとらえるかは変えられる。
本書には、ハーバード大学でタル・ベン・シャハーさんが行った授業のエッセンスを52講にまとめて、理論とアクションプランを提示しています。アクションプランは過去を振り返り書きだすことで、過去に新しい気づきを発見できるようなワークとなっているものが多いです。
過去に起きたことは変えられません。しかし起きた出来事をどうとらえるかは、今の自分の思考が行っていることなので、変えることが出来ます。より良い未来を迎えるために今の自分の過去への認識を振り返り、隠れた自分の良さや周囲の良さに気づくことで、これからの出来事をポジティブに捉えられるようにすることが大切なんだとわかりました。
過去にしっかり向き合い、気づいてない過去の良さを見つけたいと思いました。
49講の深く根を張るより…
「現在」を元気づけるための「過去」を引き出し、よりよい「未来」を創造していくのです。
感想②失敗から学ぶ勇気を持ちたい。
本書の11講目に失敗から学ぶというものがあります。その中でコーピングが自信を強めるとあります。コーピングとは、失敗の危険を冒しながら、困難なことに積極的に対処しようとすることだそうです。
失敗するかもしれないからと挑戦することを避けていては、自分自身に対して「自分は困難なことや失敗に対処することができない」というメッセージを送り続けることになり、自尊心を損なってしまうと本書には書かれています。
さらに本書には、困難に挑戦することは、「自分は失敗を恐れないし、たとえ失敗してもすぐに立ち直れる」というメッセージとなり、心に深く届くとあります。
失敗に対処できるという自信も「失敗」をすることにより強化されると本書にはあるので、失敗を恐れずに挑戦することのほうが何もせずにいるよりも得られるものがあると気づかされました。挑戦すべきかどうか迷った時は、「失敗からも学ぶぞ!」という心持ち行動できるようにしたいと思います。
42講安心できる場所をつくるより…
チームリーダーが心理的に安全な環境をつくりあげ、メンバーが失敗に対して否定的感情を持たずに、ミスを共有し話し合うことができれば、チーム全員が学び、向上することができます。
誰もが失敗から学ぶために、失敗を受け止めてくれる環境は必要だそうです。まさにそうだと思いますが、それはリーダーだけでなくチーム全員で心がけることが大切だと考えます。周りの誰かが果敢に挑戦しようと思えるような環境を作れる一員になりたいと思います。
感想③最善主義を目指したい。
12講目に完璧主義を手放すというものがあります。完璧主義であると失敗や痛みを否定してしまいます。現実には失敗も痛みも存在するので完璧主義は、常に不安に苛まれると本書にはあります。不快な感情を拒否することは、かえってその感情を増幅することになり、もっとつらさを感じることになるそうです。
一方で、最善主義という考え方もあると解説されています。最善主義だと、失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる要素だと理解していて、失敗を楽しむまでは出来ないにしても、自然なこととして受け入れ、心配をあまりせずに活動を楽しむことが出来るとあります。
完璧を目指して行動することってよくあると思います。そうすると、予定外の出来事で急に作業が滞ったりするとイラ立ち、冷静な行動が出来なくなって余計に不測の事態を招くといった悪循環を起こしたりしてしまいます。あとは、最初から条件が思わしくないとあきらめ半分でやってしまったり…。
あるもので最善を尽くすことで、思った以上の結果がでることもあります。今を冷静にしっかり見れる心をもてるよう最善主義を目指したいです。
20講いいところを探すより…
最高の出来事が起こるのではありません。起こった出来事を最高のものにできる人がいるのです。
そういう人でありたいと思います。
人生は、ビジネスだけにあらず
本書は人生を変えるというだけあって、ビジネス以外にも家族、親子、パートナーとの関係などにも役立つ、理論とワークが豊富に記載されています。
まとめ
人生とは、過去の出来事ではなく、過去に起きた出来事に対する認識(想い)から始まる。その認識をより良いものに変えることで人生は変わる!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本読みで、人生を変える気づきを見つけよう!