本を訪ねる

読書は自分を知る旅

初心に帰る

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 初心に帰るとは過去ではなく『いま』に帰ること

 ずっと続けていると

 「そもそもなんでやっているか」が

 わからなくなる時があります。

 

 やりたくてやっていたことのはずが

 いつの間にか

 やらなければいけないことに

 すり替わっていたり。

 

 振り返ると

 こんなはずではなかったのにと

 落胆してしまう。

 

 今回の読書は

 初心に帰ることについて

 考える読書でした。

本日の読書

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Heartfulness

(ハートフルネス)

ティーヴン・マーフィ・重松(しげまつ)【著】

島田 啓介(しまだ けいすけ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 すべての出会いは一生で一度の機会であり、貴重なのだと思えば、時間を無駄にはできません。そのように人生を生きれば、どんな瞬間も豊かな宝物になるでしょう。

無限に感じる時間

 仕事の締め切りや

 夕飯の準備や

 日曜日にサザエさんを見ながら

 明日の仕事を考えたりする。

 こまごまな時間の有限さを

 感じることはよくあります。

 

 自身が衰えていくこと

 子どもが大人になっていくこと

 学生から社会人になっていくこと

 人生の大きな時間が

 有限であることを感じる事は

 あまりないように思います。

 

 人生は有限だと

 感じることがあるときは

 大きな挫折をした

 病気を患ったなど

 人生の転換期といったときくらい

 ではないでしょうか。

 

 なんでやっているかが

 わからなくなってしまう。

 

 こんなはずじゃなかったのに。

 

 そう思うことがあるとすれば

 そう感じた時に意識が過去に

 生きているからだと

 考えられます。

 

 『いま』と過去の

 ギャップを感じて

 こんなはずではなかったと

 思ってしまう。

 

 そうならないようにするには

 初心に帰るということが役に立つ。

 

 初心に帰るとは

 過去を振り返るのではなく。

 

 『いま』が始りだと

 意識する。

 

 すべてが一期一会。

 

 過去に同じように出会ったものを

 過去に体験したからとわかると

 意識しないのではなく

 ちゃんと感じてみる。

 

 日々は同じことの

 連続のように見えます。

 

 しかし同じようでいて

 ほんの少し変わっていたりする。

 

 ほんの少しの変化に気が付くには

 『いま』に

 初心の気持ちでいることが大切。

 

 人生を有限だと感じることは

 難しいかもしれません。

 

 有限だと感じても

 未来を意識するあまり

 焦りや不安に駆られることも

 あるかと思います。

 

 やはり、「いま」を意識的に生きることが

 一番の最善な生き方なのかもしれません。

 

 人生は有限。

 過去と「いま」のギャップから

 惰性に暮らすより

 「いま」に初心をもつ。

 「いま」あるものを受け止めて

 今できることに新鮮な気持ちで

 取り組む。

 人生の有限さを感じることは難しい。

 有限さを意識しすぎると

 悲観や焦りに

 囚われてしまうかもしれない。

 「いま」をしっかり生きることが最善。

 以上が本書を読んで感じたことです。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。