本を訪ねる

読書は自分を知る旅

意識することと取捨選択/いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。を訪ねる2

 身の回りにあるものから導かれる。これまでを整理整頓する

 こんにちは、ライクです。

 今回も前回に引き続き、「創造」をテーマにした本を訪ねていきます。

 

 新しいことを始めたいけど、どうすればいいかわからない。そう考えた時から、新しい冒険は始まっているのかもしれません。冒険が始まっているのなら、準備も必要でしょう。さあ、あたらしい冒険の始まりに向けて準備をしましょう。

本日の訪ねる本

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いくつになっても、

「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。

ジュリア・キャメロン、/エマ・ライブリー【著】

菅 靖彦(すが やすひこ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 「気にかけていたからだと思うけど、あちこちにフランスがあるのよ。コミュニティの掲示板に、『自転車でフランスを旅しよう!』という告知を見つけたとき、私のためのものだと確信したの」。

新しい世界の扉はそこかしこに無数にある

 本書には、フランス好きの女性が、フランスを感じたいという気持ちから、身近にあるフランス産の石鹸や香水を手に取ることから始まり、フランスを自転車で冒険をするまでに至ったストーリーが紹介されています。

 

 女性が意識したことで、小さな『フランスを感じるもの』を見つけて生活に取り入れ、やがてフランスに導かれたように、意識したときから、物語は動き始めるのかもしれません。

 

 いつもそこにあるはずなのに、意識し始めると、なぜかそのことに関する言葉や物、できごとなどが目の前に新しく現れたように感じる。

 

 それらは、新たな冒険の訪れを告げる。

 

 そこから冒険へ旅立つかは自分次第。

 

 そして、旅を始めるためには、過去に得たものの整理整頓も必要だと本書を読んでいて感じました。

 

 過去に輝いていたが、すでに光を失ったもの。

 

 それは、飽きてもうやっていない趣味や、以前取り組んでいた仕事の道具。もう使わなくなった家具、調理器具、洋服、などなど。

 

 それらを整理整頓し、不要なら手放す。

 

 そうすることで、新しいものが入ってくる余地を設ける。

 

 人は、物に愛着、執着が湧くもの。

 

 身の回りに存在することで、人生に活気をもたらすのなら、それはそばに置くことで前向きな日々を送れるでしょう。

 

 しかし、過去の栄光や、惰性、未練といったものに執着する心を招くのであれば手放し、現在ときめきを感じるものを収めるスペースを空けるのがよいでしょう。

 

 新しいこと、やりたかったことに意識が向いたとき、次の冒険の幕開けが近づいています。その時に備えて、過去の執着と愛着あるものの整理整頓をする。

 

 それが楽しい新たな人生の歩き方なのかもしれません。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 [ ジュリア・キャメロン ]

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