本を訪ねる

歩くのは自分自身。その前の歩きたいと思える十色のヒントを読書から見つけたい。

ハートフルネスを読む⑤/なにもしてあげられないと思ったときにできること

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 伝えるよりも伝わることに気を向ける

 周囲で誰かが困っているとき

 話を聞いてアドバイスをすることは

 よくあることです。

 

 気持ちが深く落ち込んでいるとき

 「誰も私のことをわかってくれない」

 そう思うくらいに悲観している人に

 どんなアドバイス

 その人を救えるでしょうか。

 

 今回の読書では

 必ずしもアドバイスをすることが

 誰かを救うことに必要ではない。

 

 そしてアドバイスができなくても

 できることはあるということが

 わかりました。

本日の本

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Heartfulness

(ハートフルネス)

ティーヴン・マーフィ重松(しげまつ)【著】

島田 啓介(しまだ けいすけ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 子どものころから私は、耳を傾けることは大切だけれど、重要なのは言葉だけでなく、言葉以上のものが必要だと思ってきました。聴くとき、私たちはハートも使っています。父が自らのストーリーを語るとき、彼は私を求め、おそらく私が必要だったのだとわかりました。語りには聴き手が必要だったのです。

聴くことを与える

 誰かの悩みに対して

 なにもできないと感じる。

 

 しかし話を

 聴くことはできます。

 

 聴くことで

 相手は認めてもらえている

 受け入れてもらえたと感じる。

 

 たとえ相手を救えるアドバイス

 できないとしても

 悩みに向き合うために

 話を聴く。

 

 本書には「聴く」という漢字を

 構成しているものには

 「耳」以外にも

 数字の「十」と

 「目」が含まれているとあります。

 

 「耳」で「聞く」こと以外に

 「目」で「見る」ことや

 数字の「十」が表しているように

 様々なことに注意を傾けることが

 「聴く」ということ。

 

 耳で聞くだけでなく

 表情やしぐさ

 沈黙、姿勢。

 

 ためらいがちに話す

 早口で話す。

 

 声の抑揚。

 

 手の動きに呼吸。

 

 それら様々なことに

 意識を集中し「聴く」。

 

 そして「聴く」には

 「心」も入っています。

 

 「心」で相手の気持ちを

 否定や判断をすることなく

 しっかり受け止めるように

 「聴く」ことが一番重要だと

 本書を読んでいて思いました。

 

 相手の様々な

 コミュニケーションを

 「聴く」ことで

 相手の気持ちに共感する。

 

 「聴く」ことで

 受け入れられたと感じた相手は

 悩みに向き合う自信が持てて

 悩みにしっかり向き合えるようになる。

 

 「聴く」ことが救いになる。

 

 「聴く」ことは

 耳で聞くことではないと

 あるように

 存在そのものだけでも

 「聴く」ことはできるようです。

 

 言葉を発することが

 できない状況の人もいます。

 

 本書にあるように

 重い病で

 病床に伏せる人。

 

 悲しみのあまり

 泣き明かしている人。

 

 そんな人達には

 寄り添って

 隣に存在することで

 心で「聴く」。

 

 そこに言葉が無くても

 「あなたの存在を感じていますよ」

 「そばにいてくれる、1人じゃない」

 といった

 心でのコミュニケーションができる。

 

 「聴く」ことが人を救うことに

 つながる。

 

 「聞く」だけでなく

 「聴く」ことができるように

 なりたいと思いました。

 

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 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。