本を訪ねる

歩くのは自分自身。その前の歩きたいと思える十色のヒントを読書から見つけたい。

ハートフルネスを読む⑥/「しかたがない」から前に進む

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 変えられないものを受け入れる「成長」もある

 成長というと

 以下のようなものを思い浮かべます。

 

 困難に立ち向かい乗り越える。

 出来なかったことに

 挑戦しできるようになる。

 未知の体験から新しいことを学ぶ。

 

 今回の読書では

 変えられないものを

 受け入れる「成長」というものも

 あるのだとわかりました。

本日の本

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Heartfulness

(ハートフルネス)

ティーヴン・マーフィ重松(しげまつ)【著】

島田 啓介(しまだ けいすけ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 「しかたがない」は、創造的で建設的な行動につながる新しいエネルギーを感じ、苦痛と後悔ではなく感謝に満たされて生きるあり方だったのです。この受容の仕方に、変化につながる可能性があります。変えられないことを受け入れることで、逆に自分に可能な変化への行動が生み出せるのです。

「しかたがない」の有効活用

 本書に書かれている

 「しかたがない」という言葉の

 とらえかたには衝撃を受けました。

 

 「しかたがない」と聞くと

 諦めや失望のような

 イメージを抱いてしまいます。

 

 そんないいイメージを

 持っていなかった「しかたがない」を

 本書では創造的で建設的な

 エネルギーにつながると

 著者は語っています。

 

 「しかたがない」と

 諦める、限界を知ることで

 その限界の中で新しい可能性と

 自由を発見できるというのです。

 

 確かに諦めることが

 大切な場合も時にはあると感じます。

 

 限界を超えたことに固執すること

 誰かの考えを変えようとすること

 コントロールできないものに

 時間を費やすことは

 焦りやイラ立ちのような

 ネガティブな感情に

 心をとらわれてしまうことに

 なるかもしれません。

 

 自分にはどうすることもできないことに

 向き合い続けることで

 行動する勇気も

 くじかれることになりかねない。

 

 「しかたがない」と

 気持ちを切り替えて

 出来る範囲から行動を起こす。

 

 人を変えようとせず

 自分が成長するよう考える。

 

 コントロールできる範囲に

 目を向ける。

 

 心が擦り減らないうちに

 潔く「しかたがない」と一旦あきらめて

 「じゃあ、なにができるだろう」と

 気持ちを切り替える。

 

 それが変わらない現状を

 変える手段となる。

 

 上手く「しかたがない」を使い

 今できることを発見できるように

 なりたいと思いました。

 静穏の祈り(ニーバーの祈り)

 本書には

 神学者ラインホルト・ニーバーの

 「静穏の祈り」というものが

 紹介されています。

 

 この「静穏の祈り」は

 名著「嫌われる勇気」でも

 「ニーバーの祈り」として

 紹介されています。

 

 祈りは次の通りです。

 

 神よ、変えることのできないものを

 静穏に受け入れる力を与えてください。

 変えられるものを変える勇気を、

 そして、その両者を区別する

 賢さを与えてください。

 

 そして本書には

 その続きも紹介されています。

 

 一日ごとを生き、

 一瞬ごとを味わい、

 困難を安らぎへの道として

 受け入れなさい。

 

 その瞬間瞬間のできることに

 勇気をもって取り組み

 困難を困難として

 落ち着き受け入れることで

 安らぎの道は見つかる。

 そういう意味だと思います。

 

 出来ることに

 取り組もうとしたとき

 変えられないことに失望しそうなとき

 ニーバーの「静穏の祈り」を思い出して

 静穏と勇気をもつことも

 ありかもしれませんね。

 

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 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。