「わかりあえない」を越える 読書記録 まとめ
「わかりあえない」を越える 読書記録 まとめ
「わかりあえない」を越える
マーシャル・B・ローゼンバーグ【著】
今井 麻希子(いまい まきこ)【訳】
鈴木 重子 (すずき しげこ)【訳】
安納 献 (あんの けん) 【訳】
本書は、NVC(非暴力コミュニケーション)について書かれている本です。
本書を読んで、NVCを完全に理解したわけではないのですが
おそらく「目の前で何が起きているか」に注目するのではなく、「自分の中で何を求めているか」に着目することから始めるコミュニケーション方法ということなのかなと感じました。
「目の前で起きていること」に対して、「正しい、間違っている」や「良い、悪い」と言った判断をするのではなく、「自分の中で求めている」こと、「なぜ正しさを求めているのか、間違いを求めているのか」「良いと思うことで何を求めているのか、悪いと思うことで何をもとめているのか」を知ることから始める。
自分の内面に目を向け、何を求めているかを見い出したとき、判断を手放すことができるようです。
対話の中で、「それは間違っている」「あなたはこういう人だ」といった判断を下し伝えたところで、相手に自分自身の求めていることを伝えることは難しいと言えます。「間違っている」は、1つの正解に対して無数に存在するからです。
自分が求めていることが明確でないと、「わかりあう」ことは難しい。
相手を言い負かす、誤らさせることで自分が本当に求めているものに辿りつけるとは限らない。
相手に伝えたいときこそ、自分の内面を知ることが重要。
「わかりあえない」を越えたい人へおすすめの本です。
もくじ
第Ⅰ部 平和のことば・NVCの仕組み
第Ⅱ部 NVCの応用
第Ⅲ部 社会を変える平和のことば