本を訪ねる

読書は自分を知る旅

聞いてもらうは、申し訳ない?/LISTENを訪ねる1

聞いてもらうこと、聞くことに自信はあるか?

 「家族や友人に話を聞いてほしいとお願いするのは、相手に負担をかけると思う」

 驚くほど多くの人が、そう言っていました。悩みを聞いてほしいというだけではありません。通常の社交辞令や軽い冗談よりも深い話になると、どんな内容であれ相手への負担を心配するというのです。

LISTEN CHAPTER1 「聞くこと」は忘れられているより。

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LISTEN

ケイト・マーフィ【著】

篠田 真貴子(しのだ まきこ)【監訳】

松丸 さとみ(まつまる さとみ)【訳】

 

 誰かに話を聞いてほしい。だけど迷惑にならないか?

 

 そう思うことは、結構あると思う。

 

 「悩みを聞いてほしいけど、相手の迷惑になるんじゃないか?」と考えるときって、自分にとって負担に感じる悩みは、相手にも負担になるのではないかと考えてしまうからだと思います。

 

 そのほかに迷惑に思われないか考えてしまう原因に、今回の読書内容にあった多くの人が「自分自身、いい聞き手だとは思わない」ということも、関係しているように感じます。

 

 自分自身が、相手の話を聞くときに、負担だと感じていれば、自分が話すときも相手に負担を与えていると感じるのではないでしょうか?

 

 相手の話を聞くとき、スマホを触ったり、うつむいていたり、他のことを考えていたり、話を途中で遮って自分の考えをしゃべたっりをよくやっていると、自分が話すとき、相手も同じような行動をとるかもしれないと考えてしまうかもしれません。

 

 著者は、「誰とでも話しができるは、誰の話しでも聞ける」と言います。

 

 話せること、聞くことは、お互いに関係があるようです。

 

 話す負担をなくすには、しっかり聞くことも大切なんだと今回の読書では知りました。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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