本を訪ねる

読書は自分を知る旅

もし自分自身が組織だったら

お客さん感覚で考えてみる

 今回は

 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 第二章『みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ』の読書感想になります。

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もし高校野球の女子マネージャーが

ドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎 夏海(いわさき なつみ)【著】

会社や組織は人が集まった場所

 第二章『みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ』の話の中で

 主人公のみなみは

 野球部にとっての顧客(お客さん)とは誰なのか?

 について考えます。

 

 その話の内容で思ったことは

 すべての人がお客さんに当てはめることができるということです。

 

 仕事でのお客さんはもちろんのこと

 職場の上司、部下、同期

 学校の先生、友人

 家族、恋人など

 さらには、わんちゃん、ねこちゃんなどの家族、人間以外もありかもしれません。

 

 会社や学校などの

 いわゆる組織って

 人が集まってできたもので

 人の集合体だと考えてもいいと思います。

 

 逆に考えると 

 その集合体を最小化したものが1人の人間であると言えます。

 

 会社に様々なお客さんがいるように

 1人1人、それぞれにもお客さんがいます。

 それが、会社の仕事仲間や

 学校の友人

 家族、恋人などです。

相手は何を求めているのか?

 第二章には

 「われわれは何を売りたいか」ではなく

 「顧客は何を買いたいか」を問う

 とあります。

 

 それは1対1の関係でも応用できると感じました。

 相手にこちらが思う「最善」や「最良」の方法を押し付けるのではなく

 相手がいま「求めている」方法を考えて行動する。

 

 相手と自分の関係において

 自分が「良かれ」と思ってとった行動が

 実はそこまで求められていないことってあったりします。

 そこで相手にまず何を求めているかを聞き

 「求めている」ことを行う。

 

 そうすることで

 不要な行き違いや互いのズレを減らすことができると感じます。

皆、自分という会社のお客様

 先ほど書いたように

 会社などの組織は人間の集合体です。

 

 人ひとりが小さな会社のようなもの

 

 もしも

 自分が1つの会社なら

 どのように運営していく方が良いか?

 それは第二章にあるように

 顧客…周りの人が

 どのようなことを求めているかを考えることが

 生活するうえで大切なんだと思います。 

第二章『みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ』より

「そう考えると、高校野球に携わるほとんど全ての人を、顧客ということができるよね」

「ぼくたち部員というのは、野球部の従業員であると同時に、一番の顧客でもあるわけだ」

さいごに

 第二章『みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ』では

 野球部の顧客とは誰なのか?から

 野球部の定義を導き出します。

 

 顧客(お客さん)=組織の外側の人だけではないという考えは新しい発見でした。

 

 あなたの顧客はだれで、あなたの定義はなんでしょうか?

 これまた難しいですね(;^ω^)

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 ホンヨミで、自分の定義を探そう!

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

第一章読書感想はこちら↓

 

raikuhon.hatenablog.com

 

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