自分に当てはめてみよう!
今回の読書感想はこちら↓
もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海 (いわさき なつみ)【著】
もしあなたがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
今回は、第一章「みなみは『マネジメント』と出会った」の読書感想になります。
本書は主人公の川島みなみが、企業経営について書かれた本
『マネジメント エッセンシャル版』(ピーター・F・ドラッカー【著】・上田惇生(うえだ あつお)【編訳】)と出会うところから始まります。
野球部のマネージャーに『マネジメント』で書かれている内容を応用しようとするところと、ビジネス以外でも『マネジメント』が役立つという発想が面白いと感じました。
『何であるべきか』を考える
第一章のなかで、「組織とは何であるべきか?」と考える場面があります。
本書では、「部活」に当てはめて考えています。
そこから「会社」以外にも『マネジメント』の応用は出来ることに気が付きました。そして組織でなくても良いと感じました。
例えば、「主婦(夫)」「家庭」「兄弟」「学生」「親子」「自分」などです。
そして、この「何であるべきか?」は「わかりきったこと」ではないと本書にはあります。
「野球部」=「野球をする部活」
「鉄道会社」=「貨物と乗客を運ぶ」
「主婦(夫)」=「家事をする」
などわかりきったことではなく、答えることが難しい問題だとあります。
掘り下げてみる
「何であるべきか?」を知るには、さらに掘り下げてみるのが良いと考えます。
「野球部」=「野球をする部活」=「なぜ野球をするのか?」
「鉄道会社」=「貨物と乗客を運ぶ」=「なぜ貨物と乗客を運ぶのか?」
「主婦(夫)」=「家事をする」=「なぜ家事をするのか?」
どんどん掘り下げていくことが「何であるべきか?」につながると思います。
第一章「みなみは『マネジメント』と出会った」より…
あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向づけ、努力を実現するには、「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。
最後に
この「何であるべきか?」は、「自分自身」に当てはめると面白いとおもいました。
たしかに難しい問題ですね。
以上で、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら、第一章「みなみは『マネジメント』に出会った」の読書感想を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ホンヨミで「何であるか?」を考えよう!
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (新潮文庫) [ 岩崎 夏海 ] 価格:649円 |