ありのままを知る。ありのままでいること。
ありのままとは、自分を知ることから見つかる
今回は
心配事の9割は起こらない
第二章『「いま」できることだけに集中する すると、「余計なこと」は考えなくなる』の読書感想になります。
心配事の9割は起こらない
枡野 俊明(ますの しゅんみょう)【著】
『自分のものさし』を探そう
ありのままを知るには
まず初めに、『自分』を知ることが必要だと本書を読んでいて感じました。
そして本書では
ありのままの自分を知るための『自分のものさし』の見つけ方が説かれています。
『自分のものさし』の見つけ方…それは自らが実践し、経験を積んでいくこと。
第二章には『禅』では実践を重んじると書かれています。
禅語『冷暖自知』
禅語に『冷暖自知』というものがあるそうです。
その禅語に込められている意味は次の通り。
『器に入っている水は、見ているだけでは「冷たい」のか「暖かい」のかはわからない。実際に自分で飲んでみる(あるいはそこに手を入れてみる)以外に、「冷暖」を知る手立てはない。』
つまり、考えることより動くことが大切ということだそうです。
『自分のものさし』があるとどう変わるのか?
『自分のものさし』があると、根底には常識を感じながら
ものごとを自分流に解釈することができるようになると、第二章では説かれています。
『自分のものさし』によって
常識を持ちつつ
他者の意見に左右されないで
自分の考えや生き方を持つことができるようになる。
結果、ありのままでいることができるようになると考えられます。
自然な心持ちでいること
ありのままの自分の感情や状態を知った時。
その感情や状態をありのまま受け入れることも大切だと読んでいて感じました。
悲しみやイラ立ちなどの負の感情を持った時。
物事がうまくいかない時や失敗した時。
人はそれらの感情や状態に抗おうとしてしまいがちではないでしょうか?
ありのままの感情や状態に抗おうとすることで
余計にその感情や状態を引きづってしまう。
第二章には、負の感情をもった時。
その感情に「動かされない」ようにするのではなく
とらわれることなくそのまま過ぎ去るまで身を任せようとあります。
そして、物事がうまくいかない時や失敗した時。
焦ってやみくもに動き回るより、一度立ち止まり
「失敗から学べることはないか?」を考えてみる。
どんなときにも自然な心持ちを受け入れる。
それが事態を好転する方法だと感じました。
第二章『「いま」できることだけに集中する すると、「余計なこと」は考えなくなる』より…
悪いことが起きたり、つらい境遇に立たされたりしたら、気持ちが落ち込んでもいいのです。そのうえで、負の心をプラスに転じていく。それが禅の考え方です。
さいごに
第二章では、出来ないことや変えられないことの中から、出来ることを見出し
出来ることに集中することの大切さが説かれています。
朝や夜というものも自分の力では変えられないですよね。
第二章では、そんな朝と夜での過ごし方なども書かれています。
「いま」できることに集中する。
そして「いま」起きていることもしっかり味わいながら
日々を送っていきたいと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ホンヨミで、「いま」できることに集中しよう!
心配事の9割は起こらない第一章の読書感想↓
価格:1,320円 |