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読書は自分を知る旅

あなたにとっての人生とは、なんですか?

人生に意味があるとすれば…

 こんにちは、ライクです。

 今回の読書感想は、こちらです。↓

2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート [ 小澤竹俊 ]

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 2800人を看取った医師が教える

 人生の意味が見つかるノート

 【著】小澤 竹俊

本書著者紹介より…

 小澤竹俊さんは、2006年にめぐみ在宅クリニックを開院。

 これまでに2800人以上の患者さんを看取ってきました。

 医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。

 1人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしています。

人生に意味を見出す質問が用意されている。

 本書は、人生の意味を見出すための質問が、各項目ごとに用意されています。

 この質問は、著者の小沢竹俊さんが『ディグニティーセラピー』を通して、生きた意味に気づいたり、人生を肯定できるようになる方が、少なくなかったという経験をもとに、本書で用いられています。

『ディグニティーセラピー』とは?

 『ディグニティーセラピー』とは、自身の人生を振り返ってもらうため、「人生の中で最も思い出深い出来事」や、「大切な人に伝えておきたいこと」など、いくつかの質問に答えていただくというものだそうです。

人生の意味を考えてみて…

 今回、本書を読んでみて、人生の意味について考えることってそういえば最近あまりないということに気が付きました。

 中学から20代前半までは、考えることがありました。

 特に中学生の頃、いわゆる思春期はよく考えていた記憶があります。

 あれから年を重ね30代になりました。

 膨大な日々を、仕事などに追われて過ごしてきたこと。

 また毎日を繰り返すことで、「生きている」ことが当たり前になり、人生の意味を考えることを忘れていました。

 本書を読んでみて、生きていることが当たり前に感じる今だからこそ、考えるべきことなんだと思いました。

人は終わりを迎えても、誰かに何かを残すもの、与えるもの。

 本書を読んで、人は終わりを迎えても、残った人に何かを残すことが出来るということが解りました。

 仕事であれば、お客さん、上司、後輩など。

 家庭であれば、親、子、孫などです。

 残すのは、物質的な物かもしれないし、精神的なものかもしれません。

 それは、次から次へと受け継がれ数年先、数十年先、もしかしたらさらにその先へと残っていくかもしれません。

 また、終わりを迎えた後でも、残された人が悩んでいる時に、「あの人なら、どう行動するか?」や「こんな時、あの人なら何て言ってくれたか」など、生きていた頃のその人を想って相談することもできると本書では語られています。

 人はいつ何時でも、人に何かを与えることが出来る。

 それはとても素晴らしい気づきだと感じました。

 (※もちろん、自ら命を絶つことは悲しみを残してしまうので、ダメです。)

 

 人生に意味はある。

 人生の意味は人それぞれ、十人十色。

 人生の意味はあなたの思い出のなかに…

 人生の意味を探しましょう。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 本読みで人生の意味を振り返ろう。