本を訪ねる

読書は自分を知る旅

なぜ才能を求めてしまうのか

一度は欲しいと思うもの

 才能ってあると思いますか?

 誰しも自分が興味を持ったことの

 才能を欲しいと

 思ったことはあるはずです。

 

 今回の読書では

 なぜ人は才能というものを

 自分にも誰かにも

 求めてしまうのか

 考えてしまいました。

本日の読書

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MINDSET(マインドセット

キャロル・S・ドゥエック【著】

今西 康子(いまにし やすこ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 才能は生まれつきだと思いこんで、成長の可能性を秘めた人材を求めようとしない組織がなんと多いことか。そのような組織は、リーダーに成長しうる人材をどんどん逃がしてしまうだけではない。天賦の才への信仰が、天才に祭り上げられた人を押しつぶし、傲慢で保身的で向上心に欠ける人間に堕落させてしまうかもしれないのだ。

 能力の育成を重んじる文化を作ろう。そうすれば、その組織からはおのずとリーダーが育ってくる。

天才の分岐点と才能を求めてしまう心

 今回の読書では

 天才と言われる人たちの

 硬直マインドと

 しなやかマインドでの

 行く末の違いが語られています。

 

 硬直マインドは

 才能は生まれ持ったものだと考える。

 その考えから

 自分より能力が無いと思うと

 見下したり、対等には扱わない。

 自分より能力がある人が出てくると

 自分の才能が脅かされるので

 排除しようとする。

 

 持って生まれた才能が絶対のため

 学ぼうとすることはなく

 間違った選択でも

 間違いに気づくことが難しい。

 

 しなやかマインドセット

 ひとは成長するものだという考えを持つ。

 その考えから相手の成長を信じ

 また自分の成長も信じている。

 自他共に信じていることから

 相手の弱さ、自分の弱さも

 受け入れることができる。

 その弱さを強みに変える努力ができる。

 

 経験や学びが重要ととらえているので

 失敗はあるものと考える。

 失敗の起こる可能性を認めているので

 間違いに気づきやすい。

 

 自分の才能を

 取り組んでいるものに

 発揮できるとする。

 

 その才能を個人の

 生まれもった

 特別なものと考えるか

 周囲との協力のもと

 経験や努力から得た物

 または与えられたものと

 考えるかが

 その先の分岐点になる。

 

 絶対不変の才能などなく

 一人の秀でた能力よりも

 全体の可能性を信じて

 皆で切磋琢磨することの方が

 大きな成果をつかむ。

 

 才能、長所という能力を

 扱う心のあり方が

 重要だということがわかりました。

 

 才能は心のあり方次第では

 薬にもなるし毒にもなる。

 

 今回、読んでいて

 気をつけたいと思えることがありました。

 

 それは、職場に

 新しく入ってきた新人さんに

 仕事を教える時のこと。

 

 初日に作業を教えながら

 この人は出来る人

 この人は時間がかかりそう

 この人はダメかも…

 など天性の才能という部分で

 人を評価していることが

 あったように思います。

 

 まだ出会って間もない時

 その人の情報が少ない時こそ

 才能という部分で

 判断してしまいがちだと感じました。

 

 人は成長する。

 

 そのことを大前提に

 今後、業務を教える際は

 取り組んでいきたいと思います。

 

 …それにしても

 人はなぜ

 才能というものに

 憧れてしまうのでしょうか。

 人にそれを求めてしまうのでしょうか。

 

 現実だけでなく

 マンガやアニメ

 ドラマに映画

 空想の世界でも

 特殊能力や超能力が

 重要な設定であることは多くあります。

 

 なぜ人は天性の才能というものに

 憧れるのか?

 とても気になりました。

 

 なぜ人は才能というものに憧れるのでしょうか?

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

 本読みでみんなと共に成長できる力を得よう!