本を訪ねる

読書は自分を知る旅

頑張るのは、怒られたくないから。/つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法を訪ねる1

怒られたくないから頑張る

 仕事を上手くこなしたい。ミスなく完璧でありたい。と思う理由ってなんだろう?

 

 上手くできたときに、気持ちの良い達成感を味わえるから。

 

 皆に、「○○さんは、すごい!」と認めてもらいたいから。

 

 評価があがれば、出世や昇給が待っているから。

 

 周りを幸せにできるから。

 

 仕事を上手くこなしたい理由は、人それぞれであって、さらに1つではないと思います。

 

 そんな仕事を上手くこなしたい理由には、次の理由も思い当たるという人は、案外いるのではないでしょうか。

 

 『怒られたくないから』

 

 周囲に怒られたくないから、ミスのないように取り組む。

 

 仕事の内容よりも、いかに周りを怒らせないようにするかを考えながら働く。

 

 相手が怒ってしまうと、どんな対応をしていいのかわからなくなるから怒らせたくない。

 

 怒りの恐怖から逃れるために、必死に仕事を頑張る。

 

 今回の読書では、「怒られないために仕事を頑張る」という内容に、多かれ少なかれ確かにその気持ちはあるなと共感しました。

 

 怒られるのは、多くの場合、怖いと感じるものでしょう。

 

 著者の場合は、「怒られたくない」という気持ちがとても大きかったようです。

 

 「怒られたくない」という気持ちは、怒られないように工夫すればするほど、恐怖心を強くし、「怒りそうな人」にまでネガティブな感情を抱いてしまったと著者は本書で語っています。

 

 「怒られないように」と常に警戒することで、どんな時も気が休まらない。

 

 さらには、どんなに予測、準備をしても、不測の事態はあるものだそうで、完全に怒られない状況を作り出すことは、不可能。

 

 そんな怒りを恐れないようにするには、どうすればいいのでしょうか?それは、本書を読み進めていけばヒントを得られるようです。

 

 「怒られないために頑張っている人がいる」、「怒られないために頑張っているときがある」という理由に意識を向けるきっかけになった読書でした。

 

 必死に頑張るのは、なぜ?

 

 あの人がカリカリしながら頑張っているのは、なぜ?

 

 心に、「怒りに対する恐怖」があるなら。

 

 どんなつながりが「怒り」から解放されたつながりを築けるのだろう?

 

 本を巡る旅におつきあいいただき、ありがとうございました。

 

 今回の読書は、「顔色をうかがってしまう」をテーマにした本です。

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つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法

佐々木 正悟(ささき しょうご)【著】

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