本を訪ねる

読書は自分を知る旅

自己愛は他者愛/つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法を訪ねる4

まずは、相手からは、自分につながる

 『自己愛』について考える機会になりました。

 

 安心して他人に接することのできる環境をつくるには、まずは他人に安心感を与えることが大切だと今回の読書では感じました。

 

 もしも、「相手から不安や恐怖を感じ取ったら自分自身はどうなるだろうか?」と考えたとき、おそらく同じように不安や恐怖を覚えるはずです。

 

 これは、「顔意をうかがう」という点でも、同様のことが言えるように思えます。

 

 例えば、新人や後輩の行動などを見て「こいつは、どんなやつだ?ちゃんとしているだろうか?」や、わが子のことについて考えたとき、「この子は、将来についてどうかんがえているのか、この先やっていけるのだろうか」と推察をしてみる。

 

 これらもある意味では、「顔色をうかがう」ことではないかと考えました。

 

 子供が親の顔色をうかがう。

 

 部下が上司の顔色をうかがう。

 

 自分が相手の顔色をうかがうときは、もしかすると相手もこちらの顔色をうかがっている可能性があるのではないでしょうか。

 

 相手が笑顔のときは、自分も笑顔になったり、嬉しくなる。

 

 相手が怒っているときは、自分も怒るか、恐怖の感情に囚われる。

 

 あいてが顔色をうかがっているときは、自分も「なんだろう?」と気になる。

 

 立場が逆転した場合、あいても自分と同じように感じるはずです。

 

 相手が鏡のように感情を映すしだすとしたら、まずは、自分から相手に安心感を与える。

 

 相手に気持ちの余裕があれば、自分自身も相手に向けて神経をピリピリさせることはなくなります。お互いに安心感をもってその場にいることができるはずです。

 

 誰かを愛することで、その誰かに愛される。

 

 誰かに愛されることで、自分を愛することにつながる。

 

 自己愛には、他者愛も含まれているんだなと今回の読書では感じました。

 

 もし、自己に他者が含まれているとしたら

 

 私たちが「顔色をうかがう」とき

 

 「本当は、誰の顔色をうかがっているのでしょう?」

 

 本を巡る旅におつきあいいただき、ありがとうございました。

 

 今回も、前回にひきつづき、「顔色をうかがう」をテーマにした本を読みました。

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つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法

佐々木 正悟(ささき しょうご)【著】

つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法 [ 佐々木正悟 ]

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