本を訪ねる

読書は自分を知る旅

「なにを話そうか」って思いながら、話を聞く/LISTENを訪ねる6

途中から聞けてないは思考の方が速いから

 誰かの話を聞いている途中に、「そういえば、あれはどうしたっけ?」、「今日、帰ったら何をしよう」、「次は、自分の番だ何を話そう」とあれこれ、頭に思い浮かび、話を聞けていないなんてことはないでしょうか。

 

 本書によると、話すことより、思考するほうがずっと速いとあります。話を聞くとき、脳細胞の情報処理能力のほんのわずかな部分しか使わないそうです。

 

 チカラを持て余してしまうがために、話の内容以外のことに思考を巡らせてしまうということなんだと思います。

 

 著者が言うには、話に意識を戻すには、瞑想の容量が効果的なようです。

 

 瞑想は、呼吸を意識しますが、呼吸から意識が離れていると気が付いたら、また呼吸に意識を向けます。

 

 瞑想のように、会話から意識が離れていると気が付いたら、会話に意識を向け直すことで、思考にとらわれないようになるようです。

 

 また、上手く話そうと思考を巡らせて、相手の話に集中できないよりも、相手の話をしっかり聴くことが、結果的に、楽しい会話になるというのは、確かにそうなのかもなと思いました。

 

 会話も、マインドフルネスに「いま、ここ」に集中するようにすることが、大事だと、今回の読書ではわかりました。

 

 「いま、ここ」に集中して、話を聴くことが、「なにを話すか」「楽しい会話」につながる。

 

 聴くことは、「いま、ここ」を生きること。

 

今回の読んだ本は、こちら↓

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LISTEN

ケイト・マーフィ【著】

篠田 真貴子(しのだ まきこ)’【監訳】

松丸 さとみ(まつまる さとみ)【訳】

LISTEN--知性豊かで創造力がある人になれる [ ケイト・マーフィ ]

価格:2,420円
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