本を訪ねる

読書は自分を知る旅

考えすぎるとめんどくさい/「めんどくさい」がなくなる本を訪ねる3

 考えることはいいこと?

 本を訪ねるへようこそ!

 こんにちは、ライクです。

 今回も「めんどくさい」をテーマにした本への旅を続けます。

 

 朝起きてから、どんなことに思考を巡らせてきたでしょうか。どの考えも必要なことだったと言える事柄だったでしょうか。

本日の訪ねる本 

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「めんどくさい」がなくなる本

鶴田 豊和(つるた とよかず)【著】

歩くヒントになるコトノハ

 私たちの生活の大部分で経験するのは、「なんとなくの思考」です。たとえば「お腹すいた」とか「あっ、やり忘れた」とか、「あーあ、朝から上司に怒られるなんてついてないよ」などの考えのことです。

なんとなく考えすぎない

 思考には、「なんとなくの思考」と「意識的な思考」の2つがあると、本書には書かれています。

 

 計画を立てたり、勉強したり、「意識的な思考」はプラスに働く一方で、無意識に反応的に「なんとなく思考」することは、生産的とは言えないようです。

 

 思い当たることで言えば、休日の朝に目覚める時なんかは、「なんとなくの思考」がよく働いてるように感じます。

 

 「起きたら、着替えて、顔洗って、ごはん食べて、歯を磨いて、洗濯して、掃除機かけて、食器洗って、それからあれとこれもして………」

 

 「休みだけど忙しい日になりそう。昨日の疲れもあまりとれていないような気がするし、もう少し、眠ろうかな。その前にちょっとスマホでも見よう。」

 

 「ニュースでもみるか、昨日こんなことがあったんだ。ひどい話だ。おっ!ネコの面白い寝相の記事だ。どれどれ」

 

 なんとなく考え、なんとなくやってしまう、見てしまう。

 

 気が付けば、「今日こそやりたかったのにな、疲れたし時間もないし次にしよう」

 

 なんとなく考えて、その「なんとなく」が1日のエネルギーと時間を奪ってしまう。

 

 今回、読んでいて感じたことは、「なんとなくの思考」は受け身、「意識的な思考」は主体的な考えだということです。

 

 「やりたいこと」を考える「やりたいこと」をやってみることの割合を増やせたなら、「なんとなく」考える「なんとなく」やることは減らせるのかなと思いました。

 

 夢や目標のためには、脳を空っぽにして休ませることも大切だと著者は言います。

 

 なんとなく考えることは、なんとなく過ごすことにつながる。

 

 多くのなんとなくが、脳を疲労させ、「めんどくさい」が発生する。

 

 1日にたくさん考えるなかで、必要な思考はどのくらいあるのだろうか。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

「めんどくさい」がなくなる本 読んだらスッとラクになる [ 鶴田豊和 ]

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