「考えないちから」を養う/「めんどくさい」がなくなる本を訪ねる6
考えないこともときには必要
本を訪ねるへようこそ!
こんにちは、ライクです。
今回も「めんどくさい」をテーマにした本を訪ねます。
普段、どんなことを考えていますか。日々繰り返し同じ考えを頭の中に巡らせているなんてことはないでしょうか。
本日の訪ねる本
「めんどくさい」がなくなる本
鶴田 豊和(つるた とよかず)【著】
歩くヒントになるコトノハ
人は1日に約6万回考えます。そして95%は前日、前々日と同じ考えで、80%はネガティブなことを考えています。ほとんど将来に対する不安か、過去の痛みかのどちらかを無意識に考えているわけです。
豊かだとネガティブなことを考えやすい
幸せには、4つの種類があると本書にはあります。
そのうちの1つ、「ポジティブな動的感情」というものがあり、それは、嬉しいや楽しい、ドキドキやワクワクのような瞬間的に感じる幸せのことだと説かれています。
「ポジティブな動的感情」は、瞬間的な幸せなので長期間は続かないようです。
そして、同じことで幸せを感じようと繰り返すと、以前よりも幸せを感じなくなるそうです。
繰り返すことで、慣れてしまって幸せを感じにくくなる。
以前得られた豊かさに慣れると、それ以上の豊さでないと幸せに感じない。
豊かになればなるほど、幸せのハードルが上がり、不幸を感じるハードルが下がるとするなら、ネガティブな思考にはまりやすいのは性質上、仕方が無いのかなと思いました。
豊かであれば、豊かであるほど、不幸を感じやすいという矛盾が生じる。
なんとなく思考を巡らせていると、幸せが多くあるにも関わらず、それに気が付かないまま不幸におちいってしまうようです。
ときには、考えないことでネガティブな感情を回避できる。
ネガティブな思考を繰り返さないためには、嫌な考えに囚われているなと感じたら、取り組んでいることに集中したり、手足などの感覚に集中するなどが効果的だと著者は勧めています。
繰り返すネガティブ思考におちいったら、目の前のことにまずは没頭してみる。
考えすぎることで、ネガティブ思考に囚われてしまうこともある。
「考えないちから」もときには必要。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
価格:1,540円 |