本を訪ねる

読書は自分を知る旅

ほめるべきか、叱るべきかの前にある前提/やり抜く力を訪ねる10

ほめる、叱るは何で決める?

 第一に、「やさしい育て方」と「厳しい育て方」は、どちらか一方しか選択できないようなものではない。「愛情ゆえの厳しさ」について、「愛情をもって子供の自主性を尊重する」か、「断固たる態度で親の言うことを聞かせる」か、そのふたつのあいだの妥協点を探ることだと考えるのは、まちがっている。現実的に考えて、それらが両立できない理由などひとつもないからだ。

やり抜く力 第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法より。

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やり抜く力

アンジェラ・ダックワース【著】

神崎 朗子(かんざき あきこ)【訳】

 

 ほめるも、しかるも前提として、相手のことをしっかり思っているかが重要。

 

 厳しさの裏に、相手のことを大切に思っている。全面的に支援したいという気持ちがある。というのと、自分のイラ立ちをぶつけているだけ。自分の思うように操作したいという気持ちがある。というのでは、相手への影響は大きく違ってくる。

 

 相手の自主性を大切にするという態度にしてもそれは言える。相手のことを思い、のびのびと、やりたいことに取り組んでほしい。自ら貴重な経験を積んでほしい。というのと、怒らせたくないから好きなようにさせる。関心がないのでどちらでもいい。というのでは、相手への影響は大違いだ。

 

 ほめるも、叱るも、相手への真摯な想いが重要となってくるというのを今回の読書では、学んだように思う。

 

 相手を思うからこそ、なにを貫き通し、なにを任せるかというのは、判断が難しいこともあるはずだ。

 

 どちらを選ぶにせよ、相手に「あなたを思っている。支える用意がある」としっかり伝わっているということも大事な前提なのだろう。

 

 厳しいか、甘いのか

 

 ほめるか、しかるか

 

 それは、手段でしかない。

 

 本当に必要なことは、相手を思う気持ち。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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