情熱を注ぐものより、注いでしまうものを探す
ピアノの練習時間とフランス語の勉強時間が減ったおかげで、時間をもっと有効に使えるようになった。
だから、始めたことは何でもかんでも最後まで続けようとすると、もっと自分に合っていることを始める機会を見失ってしまう可能性が高い。なにかをやめて、もっと簡単なことを始める場合もあるかもしれないが、自分にとってもっとも重要なことにだけは、しっかりと関心を持ち続けるようにしたい。
やり抜く力 第13章 最後により。
やり抜く力
アンジェラ・ダックワース【著】
神崎 朗子(かんざき あきこ)【訳】
やり抜く力を使って何をしたいか?が大切なのだと今回の読書では感じた。
正確には、やり抜く力を何に使ってしまうか?かもしれない。
当初やってみたいと興味を持ち、やってみたものの、さほど情熱を持てなかった。やりたくないが、やらなければならないと思って始めたなど、そんなときは意外と、なんとかやり通さなければと、情熱を注ぐのではないだろうか?
無理にやる気を起こそうとしても、長く続けることが苦しく、進歩もしにくいと思う。
場合によっては、踏ん切りをつけ、他のことに情熱を注いだ方がよいこともあるというのは、確かにそうかもしれない。
そして、やり抜く力をつかうとしたら、情熱を注ぎたいと思うものよりも、ついつい注いでしまうものの方が良いのではないだろうか。
大変だと思っていたが、やってみると達成感があり、それをやることで充実した日々を送ることができる。
そんなものに情熱を注いでしまいたい。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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