入り口は『興味あることを楽しく』/やり抜く力を訪ねる6
興味あることを楽しく始める
自分の興味があることを掘り下げるにしても、練習に励み、研究を怠らず、つねに学ぶなど、やるべきことは山ほどある。だからこそ言っておきたいのは、好きでもないことは、なおさらうまくなれるはずがないということだ。
やり抜く力 第6章 「興味」を結びつけるより。
やり抜く力
アンジェラ・ダックワース【著】
神崎 朗子(かんざき あきこ)【訳】
興味が人を突き動かす。
興味があることに取り組むとき、楽しむことが大切だと著者は言う。最初から上手くやろう、失敗しないようにしようと心がけると、上手くいかないことで興味が失せてしまいかねないからだ。
ほんの少しやってみただけでは、本当に上達するのか、その人に合っているかはわからない。ほんの少しやっただけで興味が失せるような取り組み方はもったいない。だからこそ「楽しんでやろう!」ということらしい。
情熱を注げるほどやりたいことが見つからないときは、興味のあることはなるべく多くやってみるのもよいそうだ。本当にやりたいことを見つけることに役立つほかに、様々な体験が、本当にやりたいことで役に立つことがあるからだと著者は言う。
興味あることから、やりたいことを見つけたらその後も楽しむことは重要。
人は慣れてしまうと、別の新しいものへ目を向ける習性があると本書にはある。
やりたいことを見つける段階では、広く興味のあるものを試し楽しむ。
やりたいことが見つかったら、それを深く知ることで楽しむ。より興味をもつ。
はじまりも、それからも楽しむ、興味を持つということは重要なようだ。
今回の読書を踏まえて考えてみると、確かに継続して取り組んでいることは、興味をきっかけに始めて、尽きぬ興味と楽しみで継続しているように思う。
いつでも興味と楽しむ姿勢が情熱を生む。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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