本を訪ねる

読書は自分を知る旅

大きな目標をやり抜くための小さな目標との付き合い方/やり抜く力を訪ねる4

小さな目標をやり抜く価値はある?

 そういえば、特殊部隊グリーンベレーのモットーのひとつは、「機転、対応、克服」だ。しかし、私たちは子どものころにこう言われて育つ。

「最初からうまくできなくても、何度も挑戦しなさい」

 適切なアドバイスに聞こえるが、グリーンベレーではこう言っている。

「何度やってもだめだったら、ほかのやり方を試すこと」

 ピラミッドの下位にある重要度の低い目標には、まさにそのような態度で取り組む必要がある。

やり抜く力 第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?より。

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やり抜く力

 

アンジェラ・ダックワース【著】

神崎 朗子(かんざき あきこ)【訳】

 

 大きな目標を持っているとしたら、小さな目標をこなすことが必要だ。小さなことからコツコツと…と言った感じだろうか。

 

 大きな目標を10だとすれば、小さな目標は10以下の数字になるだろう。

 

 大きな目標を達成するには、1つのことではなく、複数の小さな目標を達成する必要がある。

 

 小さな目標を難なくこなし、大きな目標に届くならいいが、小さな目標でつまずくこともある。

 

 そんなとき、著者は「何度やってもだめだった場合は、他のやり方を試す」ことを勧めている。

 

 おそらく、何度やってもダメということは、その方向は目標から大きく外れているということなのだろう。

 

 目標のために頑張っているけど、報われない、やっていること自体苦しいと感じたとき、それが本当に必要か見直してみたり、他に案はないか検討してみるというのは、重要なようだ。

 

 何をやり抜くか…

 

 広い視野で見たとき、やり抜く必要があるのか…

 

 必ずしもすべてをやり抜くことが重要ではないと感じた読書でした。

 

 目標を達成するためになにをしようか?どう取り組もうか?

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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