努力とは何か?/やり抜く力を訪ねる3
努力と才能の関係性
努力をしなければ、たとえ才能があっても宝の持ち腐れ。
努力をしなければ、もっと上達するはずのスキルもそこで頭打ち。
努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、さまざまなものを生み出すことができる。
やり抜く力 第3章 努力と才能の「達成の方程式」より
やり抜く力
アンジェラ・ダックワース【著】
神崎 朗子(かんざき あきこ)【訳】
才能×努力=スキル
スキル×努力=達成
上記が『達成の方程式』だと著者は本書で語っている。
努力は回数、才能はスピード。
スキルは技術、達成は成果を指すようだ。
達成には、経済状況や、育った環境、出会い、地域など様々な外的要因も影響を及ぼすとも著者は言う。確かにその通りだと思う。
しかし、外的要因を取り除いたとき、達成に必要なものは、『才能』、『努力』、『スキル』になるとのことだ。
そのうち『努力』は達成までに2度も影響を及ぼす。
才能と努力でスキルを身につける。
スキルと努力で達成をつかむ。
努力は、才能を持っていても、スキルを得とくした後も必要なもの。
努力よりも才能を良いものだと考えてしまいがちだが、実のところ才能と努力は全くの別物のようだ。
『努力=回数』で『才能=速度』という考えは新たな発見だった。
どんなに高速で走るちからを持っていても、動かなければ速度は意味をなさない。
『努力』で動いて『才能』で走り出す。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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