他人の目は、自分の目/反応しない練習を訪ねる4
『いつか』を映す自分の目
本を訪ねるへようこそ!
こんにちは、ライクです。
周囲にどう見られているか。同じ状況でも人それぞれで感じ方が違ったりするのではないでしょうか。感じ方が違うなんてことは、なぜ起きるのでしょうか。
本日の訪ねる本
反応しない練習
草薙 龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)【著】
歩くヒントになるコトノハ
「ああ、怒りが残っている。古い怒りが、まだ働いている」と気づくこと。
それは『誰の目』か
わからないことがあるときに、まわりにすぐ質問できる人もいれば、何回も自問して最終的に誰かに問う人。わからないことを知られるのが恥ずかしい、聞くことで相手に迷惑をかけてしまうと考え、聞くのをあきらめる人。
1つの事柄でも人それぞれで違う対応をします。
選択肢が違う理由の1つに、「人の目が気になるから」というものが考えられます。
過去に、人にわからないことを聞いて快く教えてもらえた人は、質問をすることに抵抗感を覚えないでしょう。
反対に、人にわからないことを聞いて、バカにされたり、恥ずかしい思いをした人は、質問をすることを嫌ったり、ためらったりするかもしれません。
過去の経験から、「こう思われるに違いない」と脳内で人の目を勝手に作りあげてしまうということはないでしょうか。
以前の人間関係と違う場合でも、過去の経験を当てはめてしまう。
自分自身でも気が付かないうちに、他人の目を作ることもある。
人間関係でひどい目にあったと感じている人なら、あらゆる場面で、人の目に恐怖心を覚えるかもしれません。人を信じることに抵抗感のある人もいるかもしれません。それが過去と関係のない場所だとしても。
他人の目線は、自分の中にある。
新しい出会いが、これまでの出会いと同じようになるとは限らない。
違う場所で、これまでと同じことが起きるとは限らない。
感じている視線は、思わぬところからの視線かもしれません。
“いま”を見ることのできる目を養いたいと今回の読書では思いました。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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