本を訪ねる

読書は自分を知る旅

心を理解することから始める/反応しない練習を訪ねる1

なぜそれをしてしまうのか

 本を訪ねるへようこそ!

 こんにちは、ライクです。

 今回は、「反応」をテーマにした本を訪ねます。

 

 漠然と楽しいとか悲しい、腹が立つ、焦ってしまうなんてことはないでしょうか。漠然とした嫌な『反応』を解消したいときどうすればよいのでしょう。

本日の訪ねる本

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反応しない練習

草薙 龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)【著】

歩くヒントになるコトノハ

 「正しい理解」に「反応」はありません。ただ見ているだけです。動揺しない。何も考えない。じっと見つめているだけです。そういう徹底したクリアな心で、自分を、相手を、世界を理解することを、「正しい理解」と表現しています。

理解することで「反応」が変わる

 今回の読書では、物事に対しての「反応」が心の内や求めている欲求を理解することで変わる。または解消されるということがわかりました。

 

 例えば、誰かに対して怒りを覚えるとします。怒りの原因を「ムカつくから」だけで済ますことは、イラ立つ感情から解放されるきっかけにはならず、会うたびに絶えず心の内を怒りで満たしてしまうでしょう。

 

 漠然と表面的に浮かんだ理由だけでは、心に平穏は訪れないと考えられます。

 

 「ムカつくから」より先に目を向ける、くまなく見ようとしてみる。

 

 「ムカつく」は実は「嫉妬」から来ているもので、「嫉妬」を起こしているのは、「自分に自信がないから」かもしれません。

 

 そうなると、相手をどうにかしようとするのではなく、「自分に自信を持つこと」がイラ立ちから解放される道となります。

 

 「反応」に対する感情や欲求を理解することで、本当にすべき解決の道と、不要な「反応」を起こさないことにつながるのだとわかりました。

 

 「なんとなく楽しいから」

 

 「理由は特にないけどむなしい」

 

 「常に焦りを感じる」

 

 「なぜかやめられない」

 

 表面に現れる感情を正しく理解するとき、なぜそんな「反応」をするのかという本当の理由は思わぬところにあるのかもしれません。

 

 漠然とした感情から不要な「反応」をしていると感じたとき、正しく理解しようと努めることは、普段見ている風景を違ったものに変えるきっかけになるかもしれません。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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