本を訪ねる

読書は自分を知る旅

ひとつひとつでいい。/いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。を訪ねる6

 1つを始めるために謙虚でいること

 こんにちは、ライクです。

 今回も、「創造」をテーマにした本を訪ねます。

 

 行動を起こすとき、創りあげるとき、より良く完璧に仕上げたいと考えるものだと思います。もしも、完璧であろうとすることが創造性を阻むとしたら、どんな姿勢で物事に取り組んだ方がよいのでしょうか。

本日の訪ねる本

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いくつになっても、

「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。

ジュリア・キャメロン/エマ・ライブリー【著】

菅 靖彦(すが やすひこ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 磨き抜かれた名作を見て、「私にはこんな作品は撮れない」と自らにささやく。「こんな作品」ができないというのは正しいが、出発点として謙虚さを持っていれば、見事なオリジナル作品を撮れるだろう。

オリジナルを生み出す

 どんなものにも、最高、完璧だと感じる名作や、名プレイヤーというのは存在するものです。感銘を受けるほどの物事には、「自分もこうありたい」と思わせるチカラがあると思います。

 

 感銘を受けるほどのことには、「自分もこうありたい」と思う反面、「自分にはできない」と思わせるほどのチカラを秘めているものではないでしょうか。

 

 「やってみたい、でも自分にはあそこまで上手くできない」と感じてしまう。そして、「やってみたい」ことに二の足を踏んでしまう。

 

 やってみたものの、名作や完璧とも思えるお手本と比較してしまい、取り組むことを諦めてしまう。

 

 名作ともいえるものと、比較することは「創造性」の妨げになってしまう可能性がある。

 

 始めることに、完璧や最高を求めることは、「創造」とは違う方向へ向いてしまう結果になるようです。

 

 まずは完璧を目指すのではなく、謙虚に始めることが「創造」につながる。

 

 「まずはほんの少しでいい」と謙虚にいることで、不完全さを許すことができます。

 

 不完全さを許すことで、創造することに覚える抵抗感を、軽減できるはずです。

 

 まずは創ってみる、やってみることで、自分らしさが含まれたものが生まれます。

 

 謙虚に始める、やり続けることで、オリジナリティあふれる感銘を受ける作品へとつながるかもしれません。

 

 そして、オリジナリティあるものを作り上げることは、人生に楽しみをもたらすものだと今回の読書では感じました。

 

 ピアノの演奏を始めるとしたら、鍵盤を1つ叩いてみる。

 

 料理を始めたいとしたら、野菜を包丁で切ってみる。

 

 釣りをしてみたいとしたら、海に竿を一振りしてみる。

 

 謙虚に小さく始めたことは、やがて大きなものへとつながる。

 

 たとえ小さくとも、そこへ込められた想いはどんなものにも劣らない。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 [ ジュリア・キャメロン ]

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