親子で話そう、お金が何であるか?
幸せなお金、不幸なお金の話。
こんにちは、ライクです。
今回はこちら…
一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money
Ken Honda【著】 本田 健【訳】
一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money [ Ken Honda ] 価格:1,760円 |
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今回は、著者、翻訳者が同一人物という面白い取り組みになっています!
本田健さん初の英語での書下ろし、さらに世界での出版とのことで、英語版を本人が訳すという一人二役になっています。
本のタイトル通り、お金に関する書籍となっています。
ただ、お金の儲け方や、節約、投資といった具体的な話より、お金をどのように捉えると幸せな人生を送れるかがメインに本書は記されています。
お金は、恐怖を運ぶもの?幸せを運ぶもの?
お金に対する印象は主に両親、祖父母で決まる。
本書で、本田健さんは、お金に対する考え方は、兄弟や友人関係も関わってくるが、主に両親、おじいちゃんおばあちゃんで決まると解説しています。
両親は、生活で密接に関わってくるので、なんとなく理解できますね。
では、なぜ祖父母のお金に対する価値観も強く影響するかというと、両親は、おじいちゃん、おばあちゃん、つまり両親の親の価値観が影響しているからです。
例えば、子供の頃に、両親が意図せずして放った言葉だとしても、「うちは貧乏だからダメ」や「子供の学費が大変」などお金が絡んだことで、希望が叶わなかったり、自分が負担になっていると感じたりするとお金に対するネガティブな感情を持つそうです。
僕には子供のころの体験で似たようなことがあります。
僕の家庭は、あまり裕福ではなく、いつも両親が生活費のことで、ケンカしていました。
ケンカは日常茶飯事で、うんざりするほど耳にしました。
「これじゃあ、生活できない」「今、お金がないからダメ」
両親から様々なお金に対するネガティブな発言を聞いてきてきました。
実際にお金がないことで生活が苦しい時もありました。
するとどうなったか?
使うと罪悪感がでてくる。
例えば、洋服を買うとしたら、その洋服を買うことに罪悪感を抱くようになっていました。
この話を、兄弟にすると兄弟も同じ罪悪感にとらわれることがあると言っていました。両親のお金に対する発言が影響していると感じる出来事でした。
現在大人になって、日常生活には支障のないある程度の収入を得ても、そう値段も高くない衣類を買うだけでも、お金を使って減ることが、生活を脅かすようで怖くなっていたのです。
両親はお金のことを教えてくれないから自主学習する。
本書で子供は、お金についての価値観を両親とあまり話すことがないので、自分で、両親が無意識に放った言葉などから自主学習をしていると解説しています。
両親が、お金のポジティブな部分や価値観を子供に対して話していれば、子供もお金に対して恐怖や罪悪感を持たなくて済むと思います。
お金を手にした時、手放す時に「ありがとう」と言う。
これはやりたいなと、思うことが書かれていました。
お金を手にした時、手放す時に「ありがとう」と言うことです。
よくよく考えると、今僕が手にしているお金は、ほとんどが働いて得たお金です。
僕の所持しているお金は、言いかえれば自分の時間。
お金を使った時に恐怖や罪悪感を抱くようであれば、過去の頑張ってきた自分が報われないように感じます。
過去の自分、努力してきた自分の時間に何回も感謝することで、お金を未来の幸せのために使っているんだと、認識できるような気がします。
あとがきで、本書は本田健さんの20年近い作家人生の集大成と書かれています。
それを実感するほど、ベストセラー作家本田健さんのお金に対する考え方がたくさん載っています。
お金に対する考え方を見直したい方にお勧めの1冊です。