偶然に意味付けを
すべてに意味がある
大富豪からの手紙
本田 健(ほんだ けん)【著】
主人公が祖父の残した、「9つの手紙」から、人生でいちばん大切なものを探していく物語。
今回は、第1の手紙【偶然】の読書感想になります。
偶然にも意味があるとする
偶然にも意味がある。というよりも、偶然にも意味付けをしてみることをしてみる。普段の何気ないことに、意味をつけてみる。それが行動を後押しすることにつながるかもしれない。
いま、欲しい情報や行動を起こすための動機を普段の生活に探してみる。そうすると、何気ないことも、欲しい情報とひもづけされて新しい考えが浮かぶかもしれない。
普通に生活をしているだけでも、沢山の情報や会話、出会い、できごとがある。それらをただ受け止めるだけでなく。「いまの自分に必要なことがそのなかにないか?」を考えてみる。いまの情報は、いまなぜ自分に入ってきたのだろう。今日この人と出会ったのは、何の意味があるんだろう。いま求めていることと関連性があるかも。そう考えることで意外と答えが見つかるかもしれない。
例えば転職を考えているとして、テレビで何かしらの職業の特集があった。久しぶりに出会った人から、求人の話を聞いた。やたら特定の職業の話を聞く、目につく。など転職を考えている状況と、不意に舞い込んだことを掛け合わせて考えてみる。「テレビでやっていた職業の特集。もしかしたら単なる偶然に観たのではなく、いまの自分に合っている職業ということで出会ったのかもしれない。ちょっと調べてみよう!」そうしてやるかやらないかは別として、転職のための行動のきっかけづくりになる。
いま、自分が求めていることに、偶然を掛け合わせて考えてみる。そうすることで、ヒントやきっかけができるチャンスが増えるかもしれない。第1の手紙では、そう感じました。
第1の手紙【偶然】より
「どんなことが起きても、それは自分を幸せにするために起こっている」という感覚を、この【第1の手紙】で伝えたい。
さいごに
「もったいない」という言葉があります。食べ物を残したり、賞味期限切れになって廃棄する。まだ食べられる、使えるのを処分することにこの言葉を使います。不意に起こったこと、偶然を不要としてただ単に受け流すことも「もったいない」ことかもしれません。なぜ起きたのか?、今の現状を切り開くヒントになるのではないか?そう考えてみるのも、面白いと思いました。
今日、どんなこと、もの、ひと、情報と出会ったか?
単なる偶然は、意味付けすると、良い方向へ向かうために必要な必然となる。
いつもの日々に、チャンスやヒントは、沢山隠れていることにしてみる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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