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読書は自分を知る旅

鈍感な世界に生きる敏感な人たちを読む4/手紙を書いてみよう

 大切な人たちに書くように手紙を書いてみる

 誰かが失敗したとき、どんな声をかけますか。そして自分が失敗したときは、どんな声をかけますか。今回は、自分に対しての声かけに関して気づきを得た読書でした。

本日の本

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鈍感な世界に生きる敏感な人たち

イルセ・サン【著】

枇谷 玲子(ひだに れいこ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 とあるクライアントは、カウンセリング中にナーバスになるたび、心のなかで「落ち着きなさい」とか、「リラックスするのよ」などと、自分自身に怒りのこもった言葉を投げかけていることに気づきました。

自分でも自身を批判するとき

 相手がどんな状況かもわからないのに批判してくる人がいるとします。そんな人から心ない批判の言葉を投げかけられたとき、自分を支えるどころか自分を叱ってしまう人は多くいると著者のイルセさんは語っています。

 

 案外、人は自分自身には厳しく接してしまうときがあるものです。

 

 全く同じ失敗を大切な人がしたときは、励ましたり元気づけたりするのに対して、自分自身となると、叱責、批判してしまう。

 

 本書には、妹に手紙を書くように、自分あてに手紙を書くという話が、著者とクライアントのエピソードのなかから紹介されています。

 

 もし日ごろ自分自身を批判、叱責していることが多く感じるなら、大切な人に宛てるように手紙を書いてみる。

 

 そうすることで、その批判や叱責を許せる自分に出会えるかもしれません。

 

 

 拝啓、大切なあなたへ………

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最後までよんでいただき、ありがとうございました。

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち (Highly Sensitive Person (HSP) ) (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ) [ イルセ・サン ]

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