本を訪ねる

読書は自分を知る旅

新しいは競争のない世界

f:id:raiku8:20210223231932p:plain

 新しいことは競争を減らす

 2人以上で同じことをすると

 どうしても優劣や順位というものが

 付いてしまします。

 

 そういった競争を

 減らすことが

 居場所つくりには有効だと

 今回の読書ではわかりました。

本日の読書

f:id:raiku8:20210223215422j:plain

もし高校野球女子マネージャーがドラッカー

イノベーションと企業家精神』を読んだら

岩崎 夏海(いわさき なつみ)【著】

歩くヒントになるコトノハ

 「ええ。イノベーションって、新しいものを生み出すことですよね。新しいものが生み出されたら———つまりイノベーションが成功したら、そこにはライバルがいません。なにしろ新しいものなので、まだ誰も参戦していないからです」

新しいを取り入れる

 本書はベストセラー

 【もし高校野球

 女子マネージャーがドラッカー

 『マネジメント』を読んだら】の

 続編となっています。

 

 前作はドラッカー

 『マネジメント』を

 高校野球に応用していました。

 

 本作はドラッカー

 『イノベーションと企業家精神』を

 高校野球に応用する内容と

 なっています。

 

 今回の読書の範囲では

 競争社会を生き抜くには

 競争をしないこととあります。

 

 そして競争をしないこととは

 新しいことを生み出すことだと

 語られています。

 

 言葉にすることは

 簡単ですが

 全く新しいことを生み出すことは

 難しいと思います。

 

 ただ

 まったく新しいことを

 始めることは難しくても

 生活のなかで

 新生活を始めることは

 多々あります。

 

 進級、進学

 就職、転職

 交際、結婚

 などです。

 

 本作は前作と同様で

 ビジネス書を

 学生生活である

 『部活』に当てはめています。

 

 『部活』に当てはめることで

 色んな立場の人に

 理解しやすくなっていると

 考えられます。

 

 そして

 ビジネス以外に応用が

 可能だということを

 提示しています。

 

 例えば新婚さん。

 

 そこで

 家庭環境や

 家庭の習慣が違う。

 料理の味が違う。

 ということは

 よくあることです。

 

 「私の家はこうだった」

 「ウチではそんなことはしない」など

 相手の習慣を受け入れないで

 自分の育った家庭環境を

 相手に押し付けると

 関係がギクシャクしてしまいます。

 

 ある意味でこれは

 競争と言えるのでは

 ないでしょうか。

 

 転職なども

 同業他社に転職した場合。

 

 「前社では

 こういうふうにやっていました。

 そのほうが効率的です」など

 転職先のやり方を

 批判したような形になってしまう。

 

 これも前社と転職先に優劣をつけた

 競争ともいえるのではないでしょうか。

 

 これでは、転職先の会社の社員は

 あまりいい気持ちはしないはずです。

 

 競争をしない。

 

 新婚さんであれば

 これからの生活のルールを

 新しく作る気持ちで

 たがいに話し合う。

 

 先ほどの料理で言えば

 お互いの家庭の味を参考に

 より美味しくなる方法を

 研究してみたり(もちろん二人でね)。

 

 転職先での提案も

 前社の方法と

 転職先の方法を

 知っているという

 メリットを活かして

 どちらの方法も取り入れて

 新しい方法を見いだせないかを

 転職先の社員と模索してみる。

 

 まったくの

 新しいことを生み出すことが

 難しくても

 新しい方法やルールは

 生み出せる。

 

 新生活を迎えるとき

 今までの習慣やルールを

 押し通すよりも

 新しい目標を

 共にする人たちと一緒に

 新しい道を創造することは

 競争するよりも

 より遠くまで歩いて行けると

 感じました。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

 以下は前作【もし高校野球の女子マネージャーが

 ドラッカーの『マネジメント』を読んだら】の読書感想です。

 読んでいただけると嬉しいです(^^)

raikuhon.hatenablog.com

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら [ 岩崎夏海 ]

価格:1,760円
(2021/2/23 23:05時点)
感想(2件)