本を訪ねる

読書は自分を知る旅

2通りの目標の始まりかた

目標の始まりから見てみる

 誰もが目標を持っていると思います。

 それも1つだけではなく

 大きな目標から日々の目標まで

 様々な目標を持っているはずです。

 

 その目標のなかで

 有意義に取り組んでいる目標と

 イヤイヤやっている目標がありませんか?

 

 目標への取り組み方に

 違いがあるのは何故でしょうか?

 

 今回の読書で

 目標に対する取り組み方や

 目標の方向性の修正が

 必要なこともあるというのが

 わかりました。

本日の読書

f:id:raiku8:20210121233826j:plain

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

ブライアン・R・リトル【著】

児島 修(こじま おさむ)【訳】

歩くヒントになる言の葉

 そもそもダイエットは彼女の自発的な意思で始まったプロジェクトではなく、まわりの圧力に屈する形で始まったのです。彼女は、運動をしなければまた以前のように太ってしまうと不安に感じ、痩せなければ〝ボーイフレンドをつくる〟という真のプロジェクトを成功させられないと考えています。

目標への方向性は当たっているのか?

 なぜその方向へ走り出したのか?

 目標を追いかけるためか。

 はたまた

 何かに追い立てられて逃げるためか。

 

 人はそれぞれ

 目標達成への計画と行動

 (パーソナルプロジェクト)を

 いくつも持っていると

 本書にはあります。

 

 小さいものからすれば

 「料理をする」

 「忘れずごみ出しをする」

 

 大きいものであれば

 「家を建てる」

 「結婚をする」

 

 など日々の活動から

 人生の決断まで様々です。

 

 その計画と行動は

 1つのようでいて

 つながっていることもあるそうです。

 

 例えば以下の

 計画と行動を持っているとします。

 

 1、毎日散歩をする。

 

 2、楽しめる趣味を見つける。

 

 3、小さい子が興味あるものを調べる。

 

 4、地域の活動に参加する。

 

 5、定期的に健康診断を受けに病院へ行く。

 

 以上の行動と計画を持っているとしたら

 どういった目標が想像できるでしょうか?

 

 おそらく

 「健康に老後の人生を楽しく暮らす」でしょう。

 

 小さな計画や行動の集まりが

 その人の目標や価値観につながるようです。

 このことも今回の読書で面白いと感じる部分でした。

 

 計画と行動が

 本来の目標と

 つながっていないパターンも

 あるようです。

 

 本書にあったもので言うなら

 目標に対して〝ダイエット〟を計画し

 ジムに通うという行動をしたとします。

 

 Aさんは目標である

 〝競技で最高のパフォーマンスを発揮するため〟

 

 Bさんは、目標である

 〝ボーイフレンドをつくるため〟

 

 Aさんはプロのスポーツ選手で

 〝競技で最高のパフォーマンスを出す〟という

 目標のために〝ダイエット〟に取り組んでいる。

 周囲もそんなAさんを

 応援、援助してくれている。

 

 Bさんは周囲からの圧力に屈して

 〝ダイエット〟を始めました。

 〝ダイエット〟をしないと以前みたいに太ってしまう。

 痩せていないと〝ボーイフレンドをつくる〟という

 目標達成ができないと考えています。

 

 どちらの〝ダイエット〟も

 有意義で幸せを感じるための行動に

 なっているでしょうか?

 

 Aさんは自主的に

 〝ダイエット〟をすることで

 パフォーマンス向上も感じ

 目標達成の可能性を高められる。

 周囲も応援してくれている。

 有意義で幸せを感じられる環境と

 言えるのではないでしょうか。

 

 Bさんは周りから言われて

 〝ダイエット〟を始めています。

 やらなければ太ってしまうという不安と

 自身は本当はやりたくないことを

 やっているというストレスを抱えながら

 〝ダイエット〟を行っている。

 これでは、有意義でもないし

 幸せに感じているとも思えません。

 

 さらに〝ボーイフレンドをつくる〟という

 目標も〝ダイエット〟と必ずしも

 結びつくとは思えません。

 

 〝ボーイフレンドをつくる〟という

 目標であれば、出会いを求めた方がいいと考えます。

 

 好きになるタイプは人それぞれです。

 痩せていなくても〝ボーイフレンドをつくる〟ことは

 可能だと感じます。

 

 目標を持った時

 それは自分の中から発生したものか

 周囲から言われたから始めたのか

 では取り組み方も違ってくると思います。

 

 また、行動と計画が目標の方向に

 ちゃんと向いているのかを確認することも

 大切だと感じました。

 

 目標をもったなら

 行動と計画が

 目標に見合っているかを

 確認することが大切!

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

 本読みで目標へ向けての道しるべを探そう!

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 [ ブライアン・R.リトル ]

価格:1,760円
(2021/2/8 16:05時点)
感想(0件)