突然の変化より、少しづつの変化の方が納得しやすい。/小さな習慣を訪ねる2
大きな変化よりも、小さな変化を起こす
今回の読書には、脳はゆっくりとした変化を好むとありました。
新しく習慣を取り入れる場合、100%を一気に取り入れるのではなく、簡単にできる範囲で少しずつ取り入れる方が、脳には受け入れやすいようです。
これは日常生活でもあてはまるように思いました。
出勤または、登校したある日、何の前触れもなく他部署に異動になっていた。学年が1学年進級していたとしたらどうでしょうか。おそらく、驚愕し、すぐに戻りたいと思うはずです。
突然の変化は、大きな負担を感じる。
突然ではなく、少しづつ変化していけばどうでしょうか。異動の知らせを受け、今の部署内での引き継ぎ、次の部署内での研修をしっかり完了させ異動する。1年間を通して、勉強や行事に取り組みながら周囲との関係を深めながら、進級に備えることで、進級する心構えを持つ。
少しづつ変化することで、受け入れる準備ができる。脳も同じ。
少しづつ、負担を感じないくらいで新しい習慣を取り入れる。そうすることで次第に、考える間もなく、新しい習慣に取り組むことができるようになる。
習慣とは、「あまり意識しないでもできること」だとすると、これから習慣化したいことも、「あまり意識しないでできるようになる」練習が必要なのだと感じました。
新しいことが、できるようになると嬉しい、特別感がある。
ときには、刺激的でもある。
新しいことを日常に取り入れるには、少しの嬉しさが持てるくらいが丁度良い。
刺激的な日々では、気持ちが持たない。
ずっと続けるには、穏やかな日常くらいがちょうどいい。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回も前回に引き続き、「習慣化」をテーマにした本です。
小さな習慣
スティーヴン・ガイズ【著】
田口 末和(たぐち みわ)【訳】