「なぜなら、〇〇だから」
ミスをした。
なぜなら、業務の手順を間違えたから。
なぜなら、報連相を怠ったから。
なぜなら、チームワークが足りていなかったから。
なぜなら、朝から体調が悪いから。
なぜなら、今日の朝の占いで最下位だったから。
なぜなら、家族とケンカの真っ最中だから。
なぜなら、失恋中だから。
なぜなら、今日は気分の落ち込むような曇りだから。
あの人は素晴らしい人だと思う。
なぜなら、誰に対しても優しいから。
なぜなら、仕事をしっかりこなすから。
なぜなら、自己管理が行き届いているから。
なぜなら、高学歴だから。
なぜなら、毎回飲み会に参加してくれるから。
なぜなら、同じ地元出身だから。
なぜなら、第一印象が良かったから。
なぜなら、容姿端麗だから。
なぜなら、昔好きだったまたは、憧れていた人にそっくりだから。
なぜなら、私に意見をしないから。
色んなことには、色んな理由が存在する。
人は、どんな理由に納得し、どんな理由に理不尽だと感じるだろう。
そしてその理由は、誰かだけでなく誰でもない自分も下しているときがあるはず。
理由を振り返ろう。
本当に大切なものを見落としたままにしないために。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回も前回に引き続き、「偏見」をテーマにした本です。
なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか
ハワード・J・ロス【著】
御舩 由美子(みふね ゆみこ)【訳】