目標に注目しすぎないで習慣を見よう/さあ、本当の自分に戻り幸せになろうを訪ねる1
目標は見やすく、習慣は見にくい
そう、目標自体に集中しすぎているのです。いまだ達成していない大きな目標が重くのしかかり、そのことが私たちが前に進むのを遅らせ、不幸な状態を長引かせます。ですから、目標そのものではなく、目標達成を支える「習慣」に意識を移しましょう。
さあ、本当の自分に戻り幸せになろう CHAPTER1 習慣より。
さあ、本当の自分に戻り幸せになろう
マーク&エンジェル・チャーノフ【著】
矢島 麻里子(やじま まりこ)【訳】
目標というゴールだけを見ていると、どんな気持ちになるだろうか。
最初は、目標への旅立ちにワクワクすることだろう。だが、長い長い道のりを歩かなければならない目標なら、道中、順調に進んでいるように思えず、ときには停滞しているようにすら感じてしまうかもしれない。
たどり着かないことに落胆を覚えることもある。
やめてしまおうかと思うこともある。
そんなときは、どうすればよいのだろうか。
本書には、目標だけに集中しすぎないようにしようとある。
目標よりも、習慣に意識を向けようと著者は語る。
目標は待っていてもやってくるものでは無い。なぜなら目標とは、目的地であり、自分自身とは別物だからだ。
習慣とは自らを動かし、目標へ向かうことである。
そして、一度きりではなく、連続しておこなうもの。
ゴールへ向かう1歩、1歩の連続が習慣なのだ。
習慣に意識を向けるということは、自身の歩みに意識を向けるということになる。
どうすれば、目標へ速く到達するのか、どの習慣が目標への到達を遅らせているのかが見えてくる。
ゴールを見ていて、達成までの道のりが苦しく感じたら、日々の1歩、1歩を感じてみる。
地を踏みしめている感覚。
前進するために上げた足の感覚。
進んでいる途中で変わってくる景色。
日々の良き小さな習慣が、目標へとつながる方法である。
本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
さあ、本当の自分に戻り幸せになろう 人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣 価格:1,650円 |