本を訪ねる

読書は自分を知る旅

歩き続けることは疲れるが、座り続けることもまた疲れる/メンタル・タフネスを訪ねる3

ストレスと回復のあいだに最適がある

 本を訪ねるへようこそ!

 こんにちは、ライクです。

 「タフネス」をテーマにした本の旅も終わりに差し掛かってきました。

 

 人はひたすら歩き続けるとどうなるでしょうか。おそらく疲れますね。足も痛みを感じ、棒のようになるでしょう。では、座り続けるほうが体には良いのでしょうか?

本日の訪ねる本

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メンタル・タフネス

ジム・レーヤー【著】

青島 淑子(あおしま よしこ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 タフネス・トレーニングでは、回復という言葉はきわめて限られた意味で使用される。回復の一番重要な側面を一言で説明すると「解放」だ。

解放がタフネスにつながる

 歩き続けることでも座り続けることでもなく、歩くと座るを往復することがタフさにつながるというのは今回の読書で得た良い発見でした。

 

 消費をするだけでは枯渇する。貯蓄だけでも発展はない。それは、ストレスと休息も同じ。

 

 ストレスにさらされてエネルギーを消費し続ければ疲れ果ててしまう。ミスやイライラ、落ち込みといったものにつながる。

 

 休息だけではストレスに向き合うちからを衰えさせてしまう。

 

 ストレスに向き合うことで目標に近づくが、常にストレスにされされることは、目標へ近づくことができなくなる。

 

 進歩には、ストレスと向き合うことで強くなること。ストレスから解放されることで回復することの2つが必要なようです。

 

 休む間もなく動き続けることが重要ではない。ストレスからひたすら逃れることが安全ではない。歩くこと、立ち止まることの繰り返しに成長のきっかけはあると考えれば、無理をすることも、過度に恐れることもしなくていいように思います。

 

 行動と休息の境界線は、『不快』と『苦痛』の間にある。

 

 『不快』程度のストレスは、成長することを助けるのに対して、『苦痛』ほどのストレスは、体力、精神に『ケガ』を負う恐れがあり、ネガティブな感情を呼び起こす。

 

 ネガティブな感情を持った場合。『苦痛』を伴うオーバートレーニングになっている可能性があるようです。

 

 無理やりポジティブな感情を持とうとするのではなく、ネガティブな感情には前向きに付き合う。

 

 ネガティブな感情は目をそらすのではなくしっかりと向き合うことで、休息のタイミングを逃さないようにできます。

 

 ストレスと解放をうまく取り入れることで、タフさは磨かれる。

 

 行動を続けるだけが進歩ではない。

 

 休み続けるだけが回復ではない。

 

 歩き、時に立ち止まることが人を強くする。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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