本を訪ねる

読書は自分を知る旅

誰かと違っていて、同じでありたい/GIVE&TAKEを訪ねる8

 一緒であり、特別であること

 こんにちは、ライクです。

 今回も、「与える」をテーマにした本を巡っていきます。

 

 同じような境遇の人の手助けをしたいと思うことはないでしょうか。他と違って、自分と同じという境遇、環境は与えるきっかけになるようです。

本日の訪れる本

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GIVE&TAKE

「与える人」こそ成功する時代

アダム・グラント【著】

楠木 建(くすのき けん)【監訳】

歩くヒントになるコトノハ

 人は、特異な共通性をもつ相手に引き付けられるものなのだ。

特別な共通点から親しさを感じる

 人は、周囲の人とつながりを持ちたい。同じでありたいとおもう反面、個性的で特別でありたいと思うものだと今回の読書の内容にはありました。

 

 共通点は、与えるという行為に多大な影響を及ぼすと本書にはあります。

 

 同じであることが、与えるきっかけにつながる。さらに、共通点が他にはないようなことだとより愛着が湧き、絆を感じるのだそうです。

 

 例えば…

 

 スポーツが好き。

 

 野球が好き。

 

 プロ野球の球団で〇〇がすき。

 

 〇〇球団のなかでも、あの選手が好き。

 

 あの選手のこんなところが特に好き。

 

 以上の好きなものが、当てはまれば、当てはまるほど、同じだと感じながらも、特別感を得ることができるようです。

 

 共通のものを好む人に好感をもったり、同じ境遇の人に貢献したくなる。

 

 特別で同じという境遇は、強いきずなのきっかけになりやすい。

 

 特別で同じ関係の相手に「与える」ことを行うことは、互いの喜びを共有できるため、与えることに喜びを覚えやすく、受け取る側も受け取ったものに嬉しさを感じやすいのではないでしょうか。

 

 共通の趣味や、価値観を持った人たちとつながることは、「助け合い」のしやすい環境を作り上げるきっかけになる。

 

 逆説的に言えば、最初は共通点がなくても、貴重な体験を一緒に積み重ねることで同じ特別感を共有できて、絆を強くすることもできるのではないかと今回の読書では思いました。

 

 多数の人とは違うけど、特定の人とは同じ。そこに人は、運命を感じる。

 

 本を巡る旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 またどこかでお会いしましょう。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]

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