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アボカドとタマネギをつかった生き方のレシピ

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 読書感想 第4章 『「タマネギ」か「アボカド」か 場に合わせるか、信念に従うか』

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自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

ブライアン・R・リトル【著】

児島 修(こじま おさむ)【訳】

第4章『「タマネギ」か「アボカド」か 場に合わせるか、信念に従うか』から印象に残った文章

 誰でも、会社の会議を終えて家に帰れば、真面目な自分からリラックスした自分に切り替わるはずです。つまり人は誰でも、社会的圧力や、状況に応じて振る舞うべきタイミングをよく知っているのです。

 だからこそ、振る舞いを選択するにあたって、個人の人生観、「人生をどのように生きたいか」が浮き彫りになるのではないでしょうか。

信念を貫く反対の意見

 本章では

 場に合わせて行動することを

 めくってもめくっても核になるものが無いことから

 「タマネギ」

 自分の信念にしたがって行動をすることを

 中に堅い核(種)があることから

 「アボカド」と

 表現していて面白いと思いました。

 

 場に合わせて行動しているか

 自分の信念に従って行動しているか

 この2つは誰しもが

 どちらか片方だけを選んで

 行動しているわけではなくて

 みんなそれぞれで場面によって使い分けているそうです。

 確かにそうだと感じます。

 

 どんな場合に場に合わせるか

 信念を貫き通すかを考えてみると

 

 自分にとって

 重要性が低いか高いかというのが

 あるのではないかと思いつきました。

 

 どうでもいいことに

 わざわざ否定をして

 場に混乱を招いたりすることは

 誰もやりたくないはずです。

 

 裏を返せば

 信念を貫き通したい場合というのは

 違うと感じれば否定をしてでも

 意見や提案をいうはずです。

 

 もしも

 話し合いや意見交換の場で

 その場で出た意見に

 違う意見や否定をしてきた人がいた場合。

 

 その人にとって

 その話のテーマはとても

 大事なことだと考えられます。

 

 否定や違う意見というものの根っこには

 その人の信念が根差している。

 そう思うと否定された時こそ

 その人を知るチャンスであり

 反対意見だからと言って

 理解しないことはもったいないことだと感じました。

 

 他に場に合わせる場合で

 思い浮かぶとしたら。

 大切な場所であったり

 大切な人であったりする場合も考えられます。

 

 大切に思うからこそ

 自分の信念を押し通して

 この場の雰囲気を壊したくない。

 その人を傷つけたくない。

 だからこそあえて場の雰囲気に合わせようと考える。

 

 その場の決定や相手の意見に

 違うのではないかと思っていても言わない。言えない。

 まだ相手の考えを

 理解しようとしている段階である場合もあると思います。

 

 考えて、考えて

 やっぱり違うのではないかという場合に

 信念を貫き通すことが考えられるのではないでしょうか。

 

 場に合わせる時は

 その人にとって重要ではない。

 重要だけどその場の雰囲気やその人を

 傷つけたくない。

 もう少し理解するために考えたい。

 などの理由があるのではと考えました。

 

 信念を貫き通す場合は

 自分にとって重要なことだから。

 その場の雰囲気や相手に反対してでも守りたいものがある。

 理解しようとしたけどやっぱり理解できない。

 などの場合でしょうか。

 

 重要である。重要でない。

 どんな時でも人は場に合わせることを

 選ぶ場合がある。

 

 信念を貫き通す場合。

 その人にとって重要であることが多い。

 

 以上のことから

 反対の意見が出た時こそ

 その場や互いにとって成長の機会。

 しっかり理解をしていくことが

 必要だと感じました。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

 本読みで「タマネギ」と「アボカド」の「効能」を知ろう!

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 [ ブライアン・R.リトル ]