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読書感想 第1章『リーダーとしてのサーバント』

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サーバント リーダーシップ

ロバート・K・グリーンリーフ【著】

金井 壽宏(かない としひろ)【監訳】

金井 真弓(かない まゆみ)【訳】

第1章『リーダーとしてのサーバント』から印象に残った文章

 彼が与えたものは農民への愛であり、彼らが自分たちのためになすべきことを明確に示すビジョンだけだった。かなり不毛に思われた年月もあったが、彼は諦めず、長期にわたって農民の啓蒙に献身した。農民たちには、精神さえ鼓舞されれば自立できる強さがあり、彼らは価値のある人々だということをグルントヴィは固く信じていたのだ。

目標に向けて、奉仕か指示か

 リーダーと言えば

 誰よりも優れた能力を持っていて

 チームの誰よりも率先し物事に取り組み

 皆も自然と後をついてくる。

 そんな有能で万能な人をイメージしてしまいます。

 

 実際に現実的に

 そのような上司や先輩に出会うことは

 稀のように思います。

 

 そして仮に有能で万能な先導者に

 出会ったとしても

 その人と道を違えた時に

 チームは先導者がいなくなったことで

 壊滅的なダメージを負う可能性もあります。

 

 チームを率いるリーダーが

 チームの目標を指し示すだけでなく

 そこへの行き方を細かく『指示』をする場合に

 チームから主体性がなくなり

 『指示』待ちの状態になりかねません。

 

 チームがもしも

 リーダーと比べて

 個々で優れた部分を持っているとしたら

 『指示』だけのチームでは

 その優秀な部分を生かせなくなることも考えられます。

 

 リーダーの『指示』が主体では

 リーダーの資質がそのチームに大きく影響してしまう。

 それはデメリットが多いように感じます。

 

 そこで『指示』ではなく『奉仕』をする

 サーバントリーダーシップという

 リーダーシップのあり方は

 チームにとって役に立つと感じました。 

 

 チームが目標を立て

 その目標にたどり着くために

 困難な出来事や

 障害にぶつかった時に

 チームに『奉仕』することで

 チーム主体で困難や障害を乗り越える。

 

 リーダーは主体的に動くのではなく

 『奉仕』をする。

 

 先を見て問題点に気づかせ

 目標にたどり着くためにはどうすればよいかを問い

 悩みを抱えた時にしっかりと話を聞くことで

 答えにたどりつくよう『奉仕』する。

 

 リーダー自身の成果ではなく

 チームへの『奉仕』で

 チームが出した成果に

 喜びを見いだす。

 

 リーダーが『奉仕』することで

 チームが主体的に動き

 チームの優れた部分が生かされやすくなります。

 

 リーダーが去った後に

 チーム主体で動いていたことから

 チームが弱体化することも防げると考えられます。

 

 リーダーが『奉仕』を行うことで

 チーム間でも『奉仕』の精神が根付き

 チームの能力は最大化されると思います。

 

 余談ですが

 自分自身がサーバントリーダーシップという言葉に出会ったのは

 まさに率先して動いていたリーダーがいなくなり

 職場の結束力がガタつき始めた時でした。

 

 後任のリーダーと前任のリーダーでは

 やり方が違っていて

 チームは変化についていけない状態になってしまいました。

 

 リーダーとして責任を抱えるあまり

 負担に耐え切れずに職場を去っていく人もいました。

 

 サーバントリーダーシップという

 リーダーシップは

 リーダー、チーム両方を生かせる可能性を秘めた

 リーダシップだと感じます。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

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