そこからどうするか
読書感想 第9の手紙【運命】
大富豪からの手紙
本田 健(ほんだ けん)【著】
第9の手紙【運命】から印象に残った文章
これは、私の考えではあるが、ヘレン・ケラーが「視覚」「聴覚」「言葉」を失ったのは、ある意味で言うと「宿命」だったのかもしれないと思っている。
しかし、彼女は、そこから、「自分の運命を選択した」のではないだろうか。
彼女は、「私は自分の障害に感謝している。私が自分を見いだし、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、この障害を通してだったからである」という言葉を残している。
宿命と運命とこれからと
第9の手紙には、こうあります。
「宿命」は、宿る命。自分が生まれたときに決まっているもの
「運命」は、運ぶ命。どうやって生きるかは、キミが自由に決められる
生まれる前から決まっているものといえば
親や祖父祖母、生まれる家庭の経済状況などがすぐに思い浮かびました。
これらは、自分には変えることができない。
変更をお願いすることもできない。
自由に決められるものといえば
自分の人生、親や生まれ持った環境に左右される場合はあるものの
自分次第で、先々は大きく変わる。
生まれたときにきまっているもの
始めたときにきまっているもの
過去にきまっているもの
変更のしようがないものはいくらでもある。
これから生きていく道のり
始まってからの過ごし方
未来に予測のできるもの
変更のしようがあるものもいくつもある。
重要なことは
これから先を変えようと挑戦するかどうかだ。
あらかじめ決まっていたことに自分の人生はまだない。
これからにこそ自分の人生はある。
「宿命」に囚われるか
「運命」という旅を始めるか
「運命」の中に生きていきたいと思いました。
価格:1,760円 |