多くの守る方法を身につけてきた
その守りは必要か?
今回は
本当の勇気は「弱さ」を認めること
4章『なりたい自分になるために、武器を手放すということ』の読書感想です。
本当の勇気は「弱さ」を認めること
ブレネー・ブラウン【著】
門脇 陽子(かどわき ようこ)【訳】
傷つかないように守ることが成長を妨げる
生きていくうえで、傷つかないということは不可能。体はもちろんのこと。精神的な部分でもそう。傷つくことで今度は、傷つかないように工夫をする。
その工夫『守ること』が傷つかないようにしてくれる。身体的な物に関しては、しっかり守ることは大切だと思います。しかし、精神的なものに関しては必ずしもそうではないのかもしれない。本章を読んでいて考えさせられました。
幸せを感じながらも不幸を予測する。最悪を想定することで、心が傷つく準備をする。そうすることで、本当に不幸が起きた時、心の痛みが和らぐと考えているから。
不幸は前もって想像しても痛いもの。不幸が起きてから、幸せをしっかり味わっていなかった自分に後悔をすることになるかもしれません。
過度に最悪を考えすぎると、今の幸せを逃したくないために、あたらしい一歩を踏み出せなくなる。結果的に悪い方向へと進んでしまう。前もって過度に不幸を予測していたことが、幸せや喜びを味わうのを阻害させ、成長をも妨げてしまう。
喜びや幸せをしっかり受け止め、ちゃんと喜ぶ、幸せを感じる、そのことに感謝をする。もしも、その後に不幸が起きても、その時の喜びや幸せが立ち直る力をくれる。本章を読んでいて、幸せに恐怖を感じるような、過度な心配はよそう。そう思いました。
4章『なりたい自分になるために、武器を手放すということ』より
喜びのさなかの不安の揺さぶりは、感謝へのいざないなのだ。目の前にいる人、人とのつながり、今の瞬間が、どれほどありがたいものか認めなさいと、いざなっているのである。
さいごに
4章では、生きていくうえで手に入れた『武器』に関して書かれています。『喜びのさなかの不安』、『完璧主義』、『感覚をマヒさせる』等。それらは痛みから守ってくれるようで、不安を作り出し、痛みに気づきにくくさせ、成長を妨げてしまいます。これまでの経験で、手に入れた手段が必ずしも自分を守ってくれているとは限らない。自分の不安や弱みに対する行動を振り返ってみるのも良いのかもと思わせる内容でした。
生きていくうえで、手に入れた傷つかない方法
もしかすると、それは傷つかない方法ではなく
痛みをごまかす。もろさをそのまま現状維持する。
成長を妨げる方法かもしれません。
自分の心を守っている重たいものを外して、
外の新鮮な空気を感じるように、今の喜びを心から感じることが
傷つかないことのない世界で強く生きるには、本当に大切なことかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホンヨミで、喜びに感謝できる勇気を持とう!
本当の勇気は「弱さ」を認めること
3章の読書感想↓
本当の勇気は「弱さ」を認めること [ ブレネー・ブラウン ] 価格:1,980円 |