誰のためでもなく自分のために始める勇気
誰のための行動か?
誰かのためにと行動をおこしたことは、ありますか?
今回は、前回に引き続き、嫌われる勇気の読書感想です。
嫌われる勇気
岸見 一郎(きしみ いちろう)・古賀 史健(こが ふみたけ)【著】
誰かのためにするのではなく、自分のために行動する。
誰かを喜ばそうと思って、何か行動を起こしたことって誰にでもあると思います。予想通りに喜んでくれたり、感謝されると「やってよかった」と自分も嬉しくなりますね。
しかし、予想外に思ったほど喜んでくれなかったり、感謝されなかった時、どう感じるでしょうか?
相手が思った以上に喜んでくれなかったら、感謝されなかったら…
落ち込む?
相手にがっかりする?
もしくは、「なんだよ!せっかく良かれと思ってやってあげたのに!」と、喜びも感謝もしなかった相手に怒りや憎しみを覚える?
どれもありえることですね。
本書では人生の悩みは、対人関係から生じる。また、幸せも同じだとあります。
誰かのために何か行動を起こして、その結果に喜んだり落ち込んだりすることは、対人関係に左右されやすい人間として、当然のことなんだと思いました。
課題の分離をしよう
本書には、課題の分離というものが書かれています。
課題の分離とは、「最終的にその課題の責任をもつのは誰か?」を考え、自身の課題と相手の課題を分けるというものです。
誰かに対して、行動を起こすかを決めるのは、自分自身の課題。
その行動に喜びや感謝するかどうかを決めるのは、相手の課題です。
誰かのために行動し、相手の感情や評価に行動の答えを見出すとすれば、それは誰かに自分の人生の幸せ、不幸せを決めてもらうようなもの。
自分の課題の範囲に価値を見出すことが出来れば、幸せも不幸せも自分次第で決めらる。
課題を冷静に見極めて、自分の課題に集中することが大切なんだと感じました。
課題の見極めをしっかりやっていきたいです。
相手を思い、相手のために何か行動を起こす。行動を起こせたことに価値があって、その行動に対しての相手の受け止め方は、相手の自由。
自分自身が相手が喜んでくれると嬉しいから行動したことを意識する。
相手のために良かれと思って行動をした?
きっと違うはずです。
誰のためでもない自分自身の喜びのための行動なのだ。
あの人が喜んでくれるのが自分の幸せだから行動したのだ。
行動の原点を意識することが幸せへの近道なんだと思いました。
最後まで読んできただきありがとうございました。
本読みで、誰のためでもない自分のための勇気をもとう!
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