本を訪ねる

読書は自分を知る旅

遠くからみれば恐怖、近くからみればチャンス

恐怖は行動することで形を変える

 新しいことを始める時、何かを成し遂げようとするとき恐怖を感じることがありませんか?

 今回の読書感想はこちらです。↓

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 Seven Powers(セブン パワーズ

 アレックス・ロビラ【著】

 田内 志文(たうち しもん)【訳】

本書著者紹介より…

 アレックス・ロビラさんは、民間企業でマーケティングのキャリアを積み、1996年、コンサルティング会社を設立します。5歳になる自分の娘に聞かせようとつくった物語『Good Luck』が世界的ベストセラーになり、やさしい言葉で普遍的な人生哲学を伝える本として、多くの企業で社員教育のテキストとして使われています。

 翻訳者の田内志文さんは、文筆家です。大学卒業後にフリーライターとして活動後、渡英。『Good Luck』など訳書を手がけます。

感想①行動が大事

 本書を読んでいてまず感じたことは、行動が大事だということです。

 行動を起こしても変化が起きるまでに時間がかかることは良くあることだと思います。変化を起こすには、それなりに時間がかかることを本書を読んでいて心にとどめておこうと思いました。

 また、行動を起こしたところで上手くいく場合もあれば、失敗してしまう場合もあります。しかし、行動を起こさなければチャンスは訪れないし、なにも変化しない。行動するべきか迷った時、チャンスをつかめる一歩を踏み出したいです。

本書110ページより…

「希望を持つということは、それを失う危険をおかすこと。愛するというのは、愛されないという危険をおかすこと。約束するというのは、それを破られる危険をおかすこと。そして生きるというのは、死ぬという危険をおかすことなのです。危険をおかすことをしなくなったとき、人は心配ごとから解放されるかもしれません。でも、学ぶことも、感じることも、変わることも、愛することも、成長することも、生きることすらもできなくなってしまうでしょう。チャンスを逃すというのは、未来を恐怖という闇に閉ざしてしまうことなのです」

感想②恐怖には、勇気をもって近づいてみる

 新しく何かを始めたい時や未知のことに出会った時に大切なことは、少しでも近づいて見てみる勇気を持つことだと思いました。恐れて行動を起こさずに遠くから見るようにしていると、理解することが出来ずに恐怖を感じます。勇気をもって近づけば、少しづつ理解することができて、さらに勇気を持つことができます。そしてさらに1歩踏み出すと、もっと理解できて、もっと勇気を持てる。すこし近づくことでどんどん近づけるようになる。そのサイクルを繰り返すことで、恐怖に感じることは次につながるチャンスに変わると、本書を読んでいて思いました。

感想③協調と愛が勇気をもたらす

 勇気は自分自身のためだけだと、持ちにくいものだと思います。自分だけのことだとおろそかになりがちでも、まわりの大切な人のためだったりすると意外と行動を起こしやすかったりします。何か行動を起こすときに必要なことは、その行動の先に周りや大切な人たちに、幸せや愛をもたらすようなことなのかを考えることが必要だと本書を読んで思いました。

 そして1人ではくじけそうなことも、仲間とちからを出し合い協力することで、乗り越えられる。仲間と何かを成し遂げようとするとき、自分はまわりに何を与えることができるのかを考えてみたいと思いました。

本書143ページより…

 「愛し、行動せよ」

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 本読みで、愛ある行動をする勇気を得よう!

 

 本書著者のアレックス・ロビラさん著のベストセラー『Good Luck』の読書感想です。よろしければこちらもどうぞ!↓

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