本を訪ねる

読書は自分を知る旅

良い時期と悪い時期はどちらも心のありようで変わる

山があれば、谷がある。

 こんにちは、ライクです。

 今回の読書感想は、こちら↓

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 頂きはどこにある?

 【著】スペンサー・ジョンソン

 【訳】門田 美鈴

著者紹介より…

 著者のスペンサージョンソンさんは、有名な大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』の他、『1分間マネジャー』(共著)などが、世界47言語に翻訳され発行部数が累計4600万部にも達しています。

  翻訳者の門田美鈴さんは、翻訳家でフリーライターです。スペンサー・ジョンソンさん他、多数の訳書をされています。 

良い時期と悪い時期をどう過ごすか?

 本書は谷に住む不幸な若者が、まだ見ぬ世界を求めて山へ登ります。

 登った山の頂きで不思議な老人と出会い、良い時期と悪い時期を思い通りに操るスキル「山と谷の対処法」を教わるという話です。

山と谷とは?

 本書で、山とは、人生や仕事での良い時期(本書内では、順境と表現されています。)の象徴として描かれています。

 逆に、谷は人生での悪い時期(本書内では、逆境と表現されています。)の象徴として描かれています。

山と谷は、心のありようで変わる。

 本書では、山と谷は自分自身の心のありようで変わるとあります。

 山…つまり順境な時とは、自分の持っているものに感謝するとき。

 谷…つまり逆境な時とは、失ったものを求めるときに現れます。

谷から抜け出すには?山に居るときに行うべきことは?

 谷に居て抜け出せない場合は、現在と逆のやり方を試してみようと本書では、書かれています。またエゴ(自分本位)を捨てまわりに目を向ける。谷だからこその利点は何かを考えようと説かれています。

 山に居るとき、対処を間違うと谷へ落ちてしまいます。そこで本書では、山に居るときには、傲慢にならず、謙虚な気持ちでいるようにと記されています。そして自分の持っているものに感謝し、谷から山に登れた方法を積極的に行っていきましょう。

 そして最後に山に居るときに忘れてはならないことがあります。今度訪れるであろう谷の時期に備えることです。

谷の時期も山の時期も変えてはいけないものがある。

 本書を読んでいて感じたことは、谷の時期、山の時期両方で必要なことは、向上心を持って進むことだと感じました。

 山の時期では、今の自分が持っているものに感謝をしながら、向上心を持つことで、今の現状に満足し傲慢にならずに済むみます。そして、次の谷の時期に備えるための準備ができると思います。

 谷の時期では、向上心を持つことで、現状の打開策になる要素を見つけやすくなると考えます。

 山も谷も永遠に続くものではない。だからこそ良い悪いの現状に振り回されることなく、自分の望む未来を見据え進んでいくことが大事だということがわかりました。

 辛い時、苦しい時、うまくいかない時は、上を向いて歩こう

 楽しい時、嬉しい時、うまくいく時は…やっぱり上を向いて歩こう

最後に…

 今回を含め前回、前々回と『チーズはどこへ消えた?』から始まり、スペンサー・ジョンソンさんの著書を読んできました。

 どの本も、ページ数、文章ともに読みやすく無駄なくまとめられているように感じます。2時間から3時間ほどあればどれも読めると思います。

 3冊読んでみてスペンサー・ジョンソンさんは、『現状は、自分自身や環境で変わるし、失われる。その時々に訪れる変化を、受け入れながら前向きな気持ちで、人生や仕事に取り組むことが大切である。』ということを伝えたかったのではないかと感じました。

 いつもと違うことには恐怖心が出るときもあるけど、前向きに今を生きよう。

 訪れた変化は、あなたの人生の道しるべ。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 本読みで前向きに変化を楽しめる知識を!

 ※こちらの本は図書館で借りました。最寄りの図書館にあるかもしれません。

 

raikuhon.hatenablog.com

  ↑『チーズはどこへ消えた?』読書感想です。

 

raikuhon.hatenablog.com

  ↑『迷路の外には何がある?』の読書感想です。

 上記2冊もスペンサー・ジョンソンさんの著書の読書感想です。

 よければご覧ください(^-^)