本を訪ねる

読書は自分を知る旅

新しいは競争のない世界

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 新しいことは競争を減らす

 2人以上で同じことをすると

 どうしても優劣や順位というものが

 付いてしまします。

 

 そういった競争を

 減らすことが

 居場所つくりには有効だと

 今回の読書ではわかりました。

本日の読書

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もし高校野球女子マネージャーがドラッカー

イノベーションと企業家精神』を読んだら

岩崎 夏海(いわさき なつみ)【著】

歩くヒントになるコトノハ

 「ええ。イノベーションって、新しいものを生み出すことですよね。新しいものが生み出されたら———つまりイノベーションが成功したら、そこにはライバルがいません。なにしろ新しいものなので、まだ誰も参戦していないからです」

新しいを取り入れる

 本書はベストセラー

 【もし高校野球

 女子マネージャーがドラッカー

 『マネジメント』を読んだら】の

 続編となっています。

 

 前作はドラッカー

 『マネジメント』を

 高校野球に応用していました。

 

 本作はドラッカー

 『イノベーションと企業家精神』を

 高校野球に応用する内容と

 なっています。

 

 今回の読書の範囲では

 競争社会を生き抜くには

 競争をしないこととあります。

 

 そして競争をしないこととは

 新しいことを生み出すことだと

 語られています。

 

 言葉にすることは

 簡単ですが

 全く新しいことを生み出すことは

 難しいと思います。

 

 ただ

 まったく新しいことを

 始めることは難しくても

 生活のなかで

 新生活を始めることは

 多々あります。

 

 進級、進学

 就職、転職

 交際、結婚

 などです。

 

 本作は前作と同様で

 ビジネス書を

 学生生活である

 『部活』に当てはめています。

 

 『部活』に当てはめることで

 色んな立場の人に

 理解しやすくなっていると

 考えられます。

 

 そして

 ビジネス以外に応用が

 可能だということを

 提示しています。

 

 例えば新婚さん。

 

 そこで

 家庭環境や

 家庭の習慣が違う。

 料理の味が違う。

 ということは

 よくあることです。

 

 「私の家はこうだった」

 「ウチではそんなことはしない」など

 相手の習慣を受け入れないで

 自分の育った家庭環境を

 相手に押し付けると

 関係がギクシャクしてしまいます。

 

 ある意味でこれは

 競争と言えるのでは

 ないでしょうか。

 

 転職なども

 同業他社に転職した場合。

 

 「前社では

 こういうふうにやっていました。

 そのほうが効率的です」など

 転職先のやり方を

 批判したような形になってしまう。

 

 これも前社と転職先に優劣をつけた

 競争ともいえるのではないでしょうか。

 

 これでは、転職先の会社の社員は

 あまりいい気持ちはしないはずです。

 

 競争をしない。

 

 新婚さんであれば

 これからの生活のルールを

 新しく作る気持ちで

 たがいに話し合う。

 

 先ほどの料理で言えば

 お互いの家庭の味を参考に

 より美味しくなる方法を

 研究してみたり(もちろん二人でね)。

 

 転職先での提案も

 前社の方法と

 転職先の方法を

 知っているという

 メリットを活かして

 どちらの方法も取り入れて

 新しい方法を見いだせないかを

 転職先の社員と模索してみる。

 

 まったくの

 新しいことを生み出すことが

 難しくても

 新しい方法やルールは

 生み出せる。

 

 新生活を迎えるとき

 今までの習慣やルールを

 押し通すよりも

 新しい目標を

 共にする人たちと一緒に

 新しい道を創造することは

 競争するよりも

 より遠くまで歩いて行けると

 感じました。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

 

 以下は前作【もし高校野球の女子マネージャーが

 ドラッカーの『マネジメント』を読んだら】の読書感想です。

 読んでいただけると嬉しいです(^^)

raikuhon.hatenablog.com

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら [ 岩崎夏海 ]

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感想(2件)

 

勝つリスク負けないメリット

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 負けないことが勝つことより大事

 物事の勝ち負けについて

 『勝つ』とはどういうことで

 『負ける』とはどういうことでしょうか。

 

 今回は

 『勝つこと』と

 『負けないこと』の

 違いについて学んだ読書でした。

本日の読書

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Think clearly

(シンク・クリアリー)

ロルフ・ドベリ【著】

安原 実津(やすはら みつ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 本書のテーマに沿っていえば、何がよい人生を保証するかを言い表すことはできないが、よい人生の妨げになるものなら特定できるということになる。

なにをもってして勝ちか?

 『勝つ』ことや

 『負ける』ということは

 『結果』を出すこと。

 

 ただ、『結果』を出したところで

 次がある。

 

 ひとつの『結果』は

 長い長い目標の

 『過程』に過ぎないと思う。

 

 真の『結果』があるとすれば

 人生が幕を閉じる時ではないだろうか。

 

 その間の『勝ち』や『負け』は

 つまるところ

 『勝っている』『負けている』という

 まだ『過程』にすぎない。

 

 『勝っている』ということは

 『負けている』相手がいるということ

 

 『勝っている』ということは

 『負ける』ことに不安や緊張感を

 持って過ごすということ

 

 『勝つ』というこは

 不安や緊張感や期待に

 プレッシャーを感じるリスクを

 背負うことになると考えられます。

 

 本書では『負けない』ことが

 『勝つ』ことよりも大切とあります。

 

 『勝つ』でもなく『負け』でもなく

 『負けない』。

 

 勝負を避けて

 共存、共生できる方法を探る。

 

 『勝つ』ことには

 『負け』というリスクが

 必ずセットになります。

 

 最初から共存関係なら

 そこには勝敗はありません。

 

 敵味方ではなく

 仲間になる。

 

 『負けない』方法で

 『勝つ』までの

 恐怖心や

 『勝つ』ことで『負け』に

 転じる不安に

 駆られることはありません。

 

 『勝つ』ということには

 誰かとの勝負以外にも

 自分自身との勝負というものも

 存在すると思います。

 

 自分の中にある

 ストレスに勝つために

 暴飲暴食をする。

 大量のアルコールを摂取する。

 散財で気分を紛らわす。

 などです。

 

 自分との勝負なので

 勝っても負けても

 痛みを伴います。

 

 そういったときでも

 『勝ち』『負け』ではなく

 『負けない』を心がけてみる。

 

 『負けない』こと

 この場合は

 ストレスの原因を

 断つことはできないか

 方法を探ってみること

 でしょうか。

 

 『ストレス』と勝負するのではなく

 『ストレス』と勝負をしない方法を作る。

 

 『負けない』方法が

 長い目標をよい方向へ導くヒントになる。

 

 『勝つ』ことにこだわらず

 『勝負』をしない方法を探る。

 『負けない』ことが大切。

 

 『負けない』を意識して

 日々を過ごしたいと

 今回の読書では思いました。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。 

 

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法 [ ロルフ・ドベリ ]

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感想(10件)

初心に帰る

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 初心に帰るとは過去ではなく『いま』に帰ること

 ずっと続けていると

 「そもそもなんでやっているか」が

 わからなくなる時があります。

 

 やりたくてやっていたことのはずが

 いつの間にか

 やらなければいけないことに

 すり替わっていたり。

 

 振り返ると

 こんなはずではなかったのにと

 落胆してしまう。

 

 今回の読書は

 初心に帰ることについて

 考える読書でした。

本日の読書

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Heartfulness

(ハートフルネス)

ティーヴン・マーフィ・重松(しげまつ)【著】

島田 啓介(しまだ けいすけ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 すべての出会いは一生で一度の機会であり、貴重なのだと思えば、時間を無駄にはできません。そのように人生を生きれば、どんな瞬間も豊かな宝物になるでしょう。

無限に感じる時間

 仕事の締め切りや

 夕飯の準備や

 日曜日にサザエさんを見ながら

 明日の仕事を考えたりする。

 こまごまな時間の有限さを

 感じることはよくあります。

 

 自身が衰えていくこと

 子どもが大人になっていくこと

 学生から社会人になっていくこと

 人生の大きな時間が

 有限であることを感じる事は

 あまりないように思います。

 

 人生は有限だと

 感じることがあるときは

 大きな挫折をした

 病気を患ったなど

 人生の転換期といったときくらい

 ではないでしょうか。

 

 なんでやっているかが

 わからなくなってしまう。

 

 こんなはずじゃなかったのに。

 

 そう思うことがあるとすれば

 そう感じた時に意識が過去に

 生きているからだと

 考えられます。

 

 『いま』と過去の

 ギャップを感じて

 こんなはずではなかったと

 思ってしまう。

 

 そうならないようにするには

 初心に帰るということが役に立つ。

 

 初心に帰るとは

 過去を振り返るのではなく。

 

 『いま』が始りだと

 意識する。

 

 すべてが一期一会。

 

 過去に同じように出会ったものを

 過去に体験したからとわかると

 意識しないのではなく

 ちゃんと感じてみる。

 

 日々は同じことの

 連続のように見えます。

 

 しかし同じようでいて

 ほんの少し変わっていたりする。

 

 ほんの少しの変化に気が付くには

 『いま』に

 初心の気持ちでいることが大切。

 

 人生を有限だと感じることは

 難しいかもしれません。

 

 有限だと感じても

 未来を意識するあまり

 焦りや不安に駆られることも

 あるかと思います。

 

 やはり、「いま」を意識的に生きることが

 一番の最善な生き方なのかもしれません。

 

 人生は有限。

 過去と「いま」のギャップから

 惰性に暮らすより

 「いま」に初心をもつ。

 「いま」あるものを受け止めて

 今できることに新鮮な気持ちで

 取り組む。

 人生の有限さを感じることは難しい。

 有限さを意識しすぎると

 悲観や焦りに

 囚われてしまうかもしれない。

 「いま」をしっかり生きることが最善。

 以上が本書を読んで感じたことです。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

あなたへ続く物語とつなげる物語

 物語を知ることで強さに出会う

 自身の

 祖父や

 祖母が

 どんな人生を歩いてきたか

 知っていますか?

 

 祖父母の

 お父さん

 お母さんの

 人生は?

 

 残念ながら

 僕は良く知りません。

 

 聞こうと思ったことが

 ほとんどなかったように

 思います。

 

 なぜかと考えてみると

 僕にとって

 おじいちゃんや

 おばあちゃんは

 出会った時から

 おじいちゃんと

 おばあちゃんだったからというのが

 一番しっくりくる理由でしょうか。

 

 今回の読書は

 祖父母の歴史を

 聞いてみたかったなと

 思える内容でした。

本日の読書

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Heartfulness

(ハートフルネス)

ティーヴン・マーフィ重松(しげまつ)【著】

島田 啓介(しまだ けいすけ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 自分自身と自らの出自を忘れなければ、私たちはいのちを得ることになるのです。

壮大な物語の続き

 自分自身がいまを生きているのは

 父親がいて

 母親がいて

 両親に両親がいて

 さらに両親の両親の両親がいてと

 途方もない命のつながりから

 始まっている。

 

 当たり前の話と言えば

 当たり前の話です。

 

 だけど

 自分自身につながる数々の

 命の物語を

 知っているかと

 言われれば

 すくなくとも僕は

 あまり知りません。

 

 今回の読書で

 親や祖父母

 さらに曽祖父母が

 どんな人生を送ったのだろうと

 少し考えてみました。

 

 最初に

 思い浮かんだのは

 祖父母は

 若い頃に戦争を

 体験していたということでした。

 

 おそらく想像を絶する

 騒乱の時代だったと考えられます。

 

 戦争が終わっても

 食事も物資もない環境で

 日々を生きることは

 大変だったでしょう。

 

 そんな時代に

 子どもを育てることも

 容易ではないはずです。

 

 そう考えると

 自分の祖父母って

 すごい人だったんだなと

 ちょっと誇らしく思えました。

 

 戦争という世界的な

 大きな事柄がないにしても

 

 両親だって

 様々な悩みや困難に

 ぶつかってきた

 過去があるはずです。

 

 自分が生まれる前の

 過去の物語。

 

 それは自分自身にも

 強さをくれる物語。

 

 両親も祖父母やご先祖様も

 やりたいことに挑戦したり

 挫折したり

 そこから立ち直ったり

 

 恋愛だって

 告白することに

 すごい勇気振り絞ったり

 

 子どもと一緒に

 新しいことを発見したり

 成長したり

 

 誰しも1人の人間です。

 失敗も成功もすれば

 喜んだ時もあれば

 泣いたときもある。

 

 自分につながる物語から

 誇れる歴史や

 共感できる歴史を探ることで

 自分自身も一生懸命生きることが

 できる様な気がする。

 そんな読書でした。

 

 そして

 その後に物語が

 続いていくなら

 自分自身の物語を

 先の、さらに先の

 主人公が見た時を

 想像して人生を送ることが

 よりよい在り方を見つけるのに

 役立つと考えます。

 

 未来に何をつなげたいか。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。

スタンフォードの心理学授業 ハートフルネス [ スティーヴン・マーフィ重松 ]

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感想(0件)

思考の「飽和点」と修正と選択肢。

 何回考えても同じ結論に至るならやってみる。

 何度考えてみても同じ結論に至る。

 そんなことがあると思います。

 

 そんな時が

 行動のタイミングと

 思える読書でした。

本日の読書

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Think clearly

(シンク・クリアリー)

ロルフ・ドベリ【著】

安原 実津(やすはら みつ)【訳】

歩くヒントになるコトノハ

 人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番だ。

行動には勇気がいる

 行動しなさいといわれても

 行動には勇気がいる。

 

 そう思うことってよくあります。

 

 ただよくよく

 これまでを振り返ってみると

 行動する時って

 何回考えても

 同じ結論に至った時は

 行動に移せているように

 思います。

 

 今回、読んだ箇所には

 思考の「飽和点」というものが

 ありました。

 

 熟考すると

 最終的には新たに得られる

 発見は少ない地点に達する。

 

 それが思考の「飽和点」。

 

 その地点に到達するまでは

 何回も

 何回も

 考えることはありかなと思いました。

 

 無理に即行動!

 では、失敗した時に

 やっぱり行動するのは怖いと

 なってしまうように感じます。

 

 思考の「飽和点」に達して

 行動を起こした後

 なんか違うと思ったなら

 修正してもいい。

 

 行動を起こしてから

 わかることって

 必ずといっていいほど

 あります。

 

 そんな時は

 方向修正も大切だと

 読んでいて思いました。

 

 行動すると

 沢山の選択肢が見えてくる。

 

 その選択肢を無視して

 当初の考えに固執するのは

 余計に思わぬ方向に流れて行ってしまう。

 

 よくよく考えたら

 行動をしたくなるはず。

 

 そして行動したら

 「絶対にこうしなければ」と

 初志貫徹である必要はない。

 

 選択肢が見えてきたら

 試してみる。

 

 試すまでに考え込むなら

 とにかくいっぱい考えてもいいと

 思います。

 

 そして思考の「飽和点」が来たら

 また行動しよう。

 

 考えても考えても

 行動できないときは

 何かが無意識に

 ストップをかけているのだと

 思います。

 

 そのときは

 選択肢が他にないか。

 

 いま考えていることに

 修正が必要なのではないか。

 

 考える必要があるのかもしれません。

 

 行動前の思考も

 行動後にも

 修正と選択肢を探ることは

 必要。

 

 修正してもいいし

 選択肢も沢山見えてくる。

 そう考えると

 思考の「飽和点」に達した時点で

 行動しやすい気がします。

 

 考えきったら

 やってみる。

 

 それが自分がなにを

 求めているかを

 知ることにつながる。

 

 最後まで読んでいただき

 ありがとうございました。